脊柱管狭窄症の痛みの原因は骨折のこともある。すぐ手術してはいけない。
2019年に改定された腰痛診療ガイドラインでは他の病気からきている可能性がある腰痛のレッドフラッグには、発症年齢が20歳未満、時間や活動性に関係のない腰痛、胸部痛、がん、ステロイド治療、エイズの既往、栄養不良、体重減少、広範囲に及ぶ神経症状、脊椎圧迫骨折などの構築性脊柱変形および発熱があります。
特に腰椎の圧迫骨折には注意しなければなりません。今村先生の解説では高齢者の脊柱管狭窄症では椎体骨折が隠れていることもある。初回の単純レントゲン写真では骨折が無くても,経時的に圧潰を認め,後に椎体骨折が判明することも多いです。だから「こんなに痛いのが続くのなら手術して欲しい」と思わずにせめて3ヶ月は様子を見た方が良いです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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