戸田整形外科リウマチ科クリニック

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腰割りの方がスクワットよりも腰部、股関節、足関節に負担をかけずに大殿筋を鍛えることができる

腰割りとは相撲の基本的トレーニングであり、股関節を開いたまま骨盤を落として、挙げていく動作です。栖原先生らは定期的なトレーニングを行っていない5人を対象にデジタルカメラによる各関節の動きと筋電図を用いて分析しました(栖原弘和,ほか:日本臨床スポーツ医学会誌.22: 128-137,2014.)。その結果、腰割りはスクワットに比べて、膝関節外旋トルクと足関節運動角度と脊柱起立筋の筋活動が有意に少なく、大殿筋の筋活動量が有意に多かったです。腰割りでは地面に対して下腿を垂直に保ったまま行うので足首にかかる負担が少なく、足首捻挫など靱帯損傷をしている人でも行うことができます。日本人は欧米人よりも股関節が柔らかく、腰割りに向いています。是非、お試し下さい。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝