戸田整形外科リウマチ科クリニック

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スピードスケートの成績向上には夏期の陸上運動が良い。

北京オリンピックで2022年2月7日高木美帆選手が女子1500m·スピードスケートで銀メダルを獲得しました。2大会連続ですね。 橋本聖子元東京オリンピック担当大臣は1984、1988、1992、1994年の冬のオリンピックにスピードスケート選手として出場したほか、夏に足腰を鍛えるために取り組んだ自転車で1988年ソウルオリンピック、1992年バルセロナオリンピック、1996年アトランタオリンピックの3回、日本代表選手になりました。橋本元大臣が実証したようにスピードスケートの選手は夏のスポーツにも強いです。それはなぜでしょうか? 赤はね先生の調査では、スピードスケートの強化選手に選ばれたジュニア選手達は選ばれなかった選手達に比べて、左脚で片足であった時の重心のブレが少なかったそうです(赤羽勝司ほか:身体教育医学研究 .8巻:13-20,2007)。同じく赤羽先生達は模擬スケート靴を用いた不安定環境下でのスケート動作の模倣トレーニングは、氷上トレーニングを行いにくい夏季の陸上トレーニングとして役立つと述べています(赤羽勝司ほか:理学療法科学.21: 325-330,2006.)。当り前の話ですが、↓トップアスリートはシーズンオフの時こそ体を鍛えているんですね。 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝