戸田整形外科リウマチ科クリニック

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五十肩になった時の車の運転や列車に乗る時の楽な姿勢について

4本足で歩く動物では前足の重みは地面が支えています。でも、2本足で歩く人間の腕の重さは肩が吊り下げています。これが四十肩や五十肩です。移動中の楽な姿勢は、肩関節が吊り下げている腕の重みを軽くしてやることです。まず、自動車を運転して移動する時は、シートを前にして、肘を締めて肘を体につけてハンドルを持ってください。肘を体につけると肩にかかる腕の重みが軽くなります。次に、新幹線で移動する時は、肘掛けや座席のテーブルに肘を置きましょう。肘を置く部分は弾力があり、円形の方が良いので、タオルを肘掛けや座席のテーブルの上に敷いた上に肘を置く方がなお良いです。 また、自分の腕の重みを肩だけに負担させないために地下鉄などで座る時には少しふんぞりかえって座り、鞄などを横腹の上に置き、その上に腕を乗せましょう。そうすれば、腕の重みが横腹に逃げて、肩にかかる負担が減ります。握り棒をもつ時などは、なるべく肘を締めて肘を体に近い位置にして持ってください。肘を締めることで、引っ張られる力が肩にかかるのを軽減します。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝