大リーガーのイチロー選手が足を開きながら肩を前に突き出しているのを観られたことがある方も多いでしょう。あのポーズは相撲の四股の状態から腰を回旋している肩入れ腰割りです。肩入れ腰割りをすると腰の骨と骨の間の多裂筋という筋肉が良く働き、腰の柔軟性ができます。ある研究では11例のリハビリテーション課職員に四股を基本姿勢として脊骨・骨盤を動かす腰痛体操を3ヶ月間行ってもらったところ、腰痛に関する指標が統計学的に明白に改善したそうです(清水厳郎ほか:新田塚医療福祉センター雑誌.10: 17-20,2013)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝