戸田整形外科リウマチ科クリニック

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数分歩くと腰がだるくなる脊柱管狭窄症の症状には血管を広げる薬が良い

脊柱管狭窄症の治療はまず薬で治療しましょう。脊柱管狭窄症では馬尾や神経根が慢性の圧迫によって血管が細くなり神経に栄養が行き渡りにくくなり神経の症状が出現してきます。だから、脊柱管狭窄症では「ビリっ」とした激しい痛みよりも立ち続けたり、歩くことによって「ジワジワ」と脚にしびれや重だるさが起こってくることが多いです。したがって、血管を広げ、血液のめぐりを良くするためにプロスタグランジEl製剤が第1選択の薬です(注5・竹林)。重い副作用は少ないく、まれに下痢、吐き気・そう痒感、じん麻疹などがあります。但し、すぐに効果が現れる薬ではありません。数週間飲んでみて「前よりも少しましになった」と感じ始めた人は重い副作用が少ないのでそのまま飲み続けましょう(竹林庸雄:長引く痛みに向き合う。それ….Modern Physician.39: 307-309,2019.)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝