筋トレはスローに行った方が筋肥大する
筋力トレーニングの魅力の一つは運動神経の良い悪いに関わらず、目に見えて筋肉が太くなっていくことです。筋肉が太くなるのは筋トレによって切れた筋肉の線維がタンパク質で補修される時に前よりも太くなるからです。
力強さをアピールしたいのか筋トレを高スピードでやっている人が時々いますが、筋トレはスローモーションで行った方が効果的です。↓その理由は↓筋肉の収縮時間が長いことで血液の流れが阻害され、血流が制限された状態になるため筋肉内の環境が悪くなります。そうすれば、沢山筋肉に傷がつき、沢山タンパク質が補修してくれて筋肉がより太くなるからです。
渡邉先生達の研究では腕を外側に挙げるサイドレイズをゆっくりと10回行った際の三角筋の収縮を観察しました。その結果は最初の1~2回では全筋線維の平均45.1%しか収縮しませんでしたが、最後の1~2回では56.4%が収縮しました。つまり、ゆっくり運動をしていると沢山の筋線維が収縮しだすことがわかりました。スロートレーニングはメニューに限らず、3〜5秒かけて鍛え、同じく3〜5秒かけて戻すというのが一般的です。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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