戸田整形外科リウマチ科クリニック

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肩凝りでは利き腕でも非利き腕側でも首の前の筋肉が凝ってくる

肩が凝ると後ろから手で肩を揉んでもらうことが多いですよね。でも、後ろの筋肉だけをほぐしても肩こりは良くならないんです。津田先生達は筋硬度計を使って肩凝りのある人のいろいろな筋肉の凝りを調べました(津田拓郎ほか.理学療法福岡.20: 91-94,2007)。その結果. 肩凝りのある人では肩凝りのない人に比べて、利き手側は胸鎖乳突筋(首の前にある筋肉)、僧帽筋上部線維(肩もみをする筋肉)、肩甲挙筋、頸部伸展筋群が明白に固く、非利き手側では、胸鎖乳突筋、僧帽筋上部線維が明白に固かったそうです。胸鎖乳突筋という筋肉は本を読んだり、パソコンを見たりする時には僧帽筋と力を合わせて首の位置を安定させるために働きます。だから肩こりの人は肩だけではなく、首の前の筋肉ももみましょう。論文の解説:腰痛には肩入れ腰割り体操、股関節痛には四股を薦めています戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝