蜜柑の皮と麹甘酒を混ぜて飲むと肩こりが楽になる
青い蜜柑の皮は漢方薬の陳皮の原料でもあり、昔から血行をよくすることが知られており、手が冷えを温かくしてくれる目的で使われてきました。青蜜柑に含まれるヘスペラジンには血行促進作用があるため肩こりの人にも効きます。↓ヘスペラジンは赤い蜜柑でも筋に多く含まれていますが、果肉にはあまり含まれていません。したがって肩こりの人は蜜柑を食べる時は白いスジも食べましょう。ヘスペラジンは水に溶けにくいという性質がありますが、発酵させると水に溶けます。発酵物質といえば麹があり、麹甘酒は近年健康食品として脚光を浴びてします。そこで僕は麹甘酒に青蜜柑の皮を入れ電子レンジで温めて溶かし、トリガーポイント注射を打っている肩こりの患者さんに飲んでもらう研究をしました。その結果、蜜柑の皮入り麹甘酒を飲んだ肩こり患者さんは4週間で症状が平均50.7%改善し、筋肉の硬さが28.5%柔らかくなり、飲まなかった肩こり患者さんの改善率に比べて明白に優れていました。肩こりの方は蜜柑の筋と麹甘酒を一度試されてはどうでしょうか?解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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