貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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開会式の花火は綺麗でしたが、この季節PM2.5を思い出しました。

北京オリンピックの開会式は華やかでしたね。ちょっと花火の量が多くPM2.5が心配だと僕は思いました。 PM2.5は大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のことで、従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子です。PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。山本先生たちの調査では奈良県内の花火イベント開催中は奈良県内の観測地でPM2.5は最大17.8%増加したそうです。 勿論、東京オリンピックの開会式でも花火は使ったが、レーザー光線で空中に絵を描くのが呼び物でした。勿論、中国の花火の技術は素晴らしいのはわかっていますが、井奈波先生たちは中国の PM2.5 による大気汚染では,人為起源として春節時には花火や爆竹によって増強すると書いています。時期はちょうど春節の時期なので僕はそのことを思い出してしまいました。しかし、北京の一部で花火を沢山打ち上げても日本にまでは影響はありません。僕がPM2.5を思い出したというだけのは話です。 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝