肩こりに対する筋トレは肘を体に着けて紐を引っ張る肩板強化が良い
肩こりに対する筋力トレーニング(筋力増強訓練)について高木先生達は次のように書いています(高木克公,ほか:産婦人科治療. 80:909-914,2000)。肩甲帯周囲筋群(特に肩甲骨内転,外旋筋,肩回旋腱板)の筋力強化を自的としましょう。特に姿勢保持筋群の持久性の改善を目指している. 肘を体に着けたまま肩甲骨の周りの筋力で紐を引っ張り肩腱板を強化したり、肩甲帯周囲筋の強化(壁押し腕立て伏せ)を行いましょう。これら局所運動訓練に併せて, 全身性の適度な運動(水泳,ジョギング,体操, 速足歩きなど)を行うことが重要です。なかでも少し汗ばむ程度の速足歩きは姿勢矯正並びにその維持のために簡単で最も有効な手段です。顎を引き.頭をあげて歩幅は広く,大きく腕を振る速足歩きは,すべての運動のなかで,誰にでもできる最良の連動です。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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