ひざにたまった水は抜いたら癖になるは嘘。
ひざの状態が悪化すると、水(関節液)がたまって激しい痛みが起こります。ひざに水が溜まっているかどうかを自分で確かめる方法は膝を伸ばした時にお皿の上に横皺がよらなくなることです。膨張した関節包が大腿四頭筋を押し上げるため、筋力低下も招きます。「1回水を抜くとクセになる」と言う患者さんもいますが、放置してもひざにいいことは何ひとつありません。なるべく早く、医療機関で水を抜いてもらいましょう。そのあとは、関節包が縮むように、前から巻くタイプのひざサポーターで圧迫するなど適切なケアをすれば、水はたまりにくくなります。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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