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- 老化
大腰筋は体の深奥にある筋肉であるため,衰えは自覚しにくいです。大腰筋の衰えは歩行等の運動機能の衰えによって初めて本人が自覚する場合が多いです。,さらに30歳代から衰退が始まることから30歳を過ぎたら,大腰筋量維持対策を実施し,さらに60歳代以降も大腰筋量の維持に努めることが,転倒阻止のためにきわめて重要です(高橋一榮,ほか.新潟医療福祉学会誌.6: 16-21,2006.)。時々足を高く挙げて歩きましょう。論文の解説:江坂駅近くの整形外科 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
大腰筋の断面積で老化の進行がわかる
- 説明頸椎
ネコ背になるとどうして肩がこるのでしょうか?ネコ背になるとアゴが前にでます。そうすると頭の重みで重心が前に移動するので骨盤は前に傾き,ハムストリングスや腸腰筋などは短縮してしまうので肩甲骨が下に下がり肩の筋肉に負担がかかります(甲斐雅昭:.MEDICAL REHABILITATION.55: 121-128,2005.)。アゴを引くと自然とネコ背が矯正されるので、肩凝りの人は勤めてアゴを引きましょう。論文の解説:江坂駅近くの整形外科 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
肩凝りを治すためにはアゴを引こう
- 筋肉トレーニング説明
歳をとってからもゆっくり動く運動、例えば太極拳とか日本舞踊は上手にできます。その理由はゆっくり動く時に働く遅筋(ちきん、鶏とは違います)線維の周りにある筋衛星細胞が運動によってその細胞の核の形が変わり、筋肉が太くなるからです(後藤勝正:.上原記念生命科学財団研究報告集.29: 1-4,2015.)。だから歳をとってからも積極的に運動しましょう。論文の解説:江坂駅近くの整形外科 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
歳をとっても筋トレすれば筋肉が増えるのは筋衛星細胞のおかげ
- 説明頸椎
マッサージの業界もダンピング合戦ですね。そんな業者ばかりではないでしょうが、僕は安いマッサージに行くと体重で揉まれた経験があります。首などと頻回に揉まれると血管の中にできた血の塊が小脳に行く血管に飛び、脳梗塞を起こしたという報告があります(岩波久威.BRAIN and NERVE: 神経研究の進歩 .2: 169-17,2007)。安いからといって頻回にマッサージに行くのは考えものですね。論文の解説:股関節には四股、腰痛には肩入れ腰割りを推薦している江坂駅近くの整形外科 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
安いマッサージでぐいぐい揉まれると脳梗塞になるかもしれない
- 筋肉トレーニング説明
肩が凝ると後ろから手で肩を揉んでもらうことが多いですよね。でも、後ろの筋肉だけをほぐしても肩こりは良くならないんです。津田先生達は筋硬度計を使って肩凝りのある人のいろいろな筋肉の凝りを調べました(津田拓郎ほか.理学療法福岡.20: 91-94,2007)。その結果. 肩凝りのある人では肩凝りのない人に比べて、利き手側は胸鎖乳突筋(首の前にある筋肉)、僧帽筋上部線維(肩もみをする筋肉)、肩甲挙筋、頸部伸展筋群が明白に固く、非利き手側では、胸鎖乳突筋、僧帽筋上部線維が明白に固かったそうです。胸鎖乳突筋という筋肉は本を読んだり、パソコンを見たりする時には僧帽筋と力を合わせて首の位置を安定させるために働きます。だから肩こりの人は肩だけではなく、首の前の筋肉ももみましょう。論文の解説:腰痛には肩入れ腰割り体操、股関節痛には四股を薦めています戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝