貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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識字率は乳幼児死亡率と深い関係がある。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
古川先生の調査では先進国では「識字率」が平均寿命に対して明白に影響していないにもかかわらず「乳児死亡率」に対しては明白に影響していました。我が子が窮地に陥った時には母親が字が読めれば、必死で対処法を調べるからだと考えられます。識字率の高い日本では乳幼児死亡率も世界最低水準です。このように識字率は病気と大きく関係しています。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

腸の細菌はエクソソームによってヒトの性格に影響を受ける。

06-6387-4114再生医療吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明食事療法
蔭山先生の本から引用します。エクソソームを通じて自分の身体の細胞と細胞の間だけではなく、違う種類生物ともコミュニケーションをとっていることがわかりました。腸脳相関brain-gut interactionとは腸に常在している細菌の分布、つまり腸管フローラが性格や心の病気に深く関与していることを指します。脳には毒から脳を守るため血液脳関門というバリアがあって細菌は分子量の関係で脳に到達することはできません。2018年に腸内の常在菌が放出するエクソソームが脳に達して情報を提供し、影響を与えることが示されたのです。ここからは僕の意見ですが、例えば、最近、怒りっぽくなったのは怒らせるエクソソームを出す悪い腸の常在菌が増えているかもしれません。ヨーグルトなどを食べて良いエクソソームを出す乳酸菌を増やしましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

エクソソームは若返り化粧品の名前ではない。

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エクソソームという言葉が一人歩きしています。特に目立つのは若返り化粧品の代名詞のように扱われています。しかし、本来のエクソソームは細胞から物質を輸送する時の方法を表しています。細胞膜が外側にくびれてできた。例えて言えば、臼の中の大きな餅から小餅をくびり取るようにしてできたのが、エクトトームです。対してエクソソームは細胞膜と癒合することで内容だけが分泌される。比較的小さな分子です。エクソソームは当初、細胞内で不要になった物質のゴミ袋と考られていました。しかし2007年、Valadi先生達は、マウス肥満細胞からのエクソソームに RNA が含まれていることを示し、マウスエクソソーム RNA をヒトの肥満細胞に転送した後、受容細胞で新しいマウスタンパク質が産生された。つまり、エクソソームは細胞間情報交換に重要な働きをすることが明らかになりました。今ではがんやパーキンソン病の治療への応用が検討されています。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

痩せる!健康食品には刺激性下剤が入っていて大腸を黒くすることがある。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明食事療法
痩せる!健康食品には刺激性下剤が入っていて大腸を黒くすることがある。センナは、アフリカ原産の生薬で、大腸を刺激して排便を促す「刺激性下剤」です。刺激性下剤の一種であるセンナにはセンノシドという成分が含まれており、大腸の粘膜を刺激してぜん動運動を活発にします。センナの実、葉、茎は「医薬品」に該当するため、食品に使用することは禁止されています。茂木先生達の調査では「痩せる」という効果で宣伝している13の健康食品の成分を分析したところ1つの食品にはセンナの葉が含まれていたため、福祉保健局を通じてマスコミに公表しました。つまり、痩せるというのは便を出して痩せるだけで脂肪などを減らす効果は全くない健康食品もあります。毎日のように刺激性下剤を服用していると、大腸粘膜に黒い色素が沈着して腸の動きが鈍くなるメラノーシスという状態になります。メラノーシスになると便秘の症状が悪化してしまい、さらに下剤を飲むとう悪循環を生じます。 下剤にはセンナなどのセンノシド系下剤と腸の中の浸透圧を下げ便に水分を多く含ませて便を柔らかくする酸化マグネシウムなどの浸透性下剤があります。鈴木先生らによると今なお昔からある市販薬(センノシドなどの刺激性下剤)が中心となっているのは困ったものだと述べています。硬い便を押し出すと腸の壁を傷つけて大腸がんができやすくなるので下剤は便を柔らかくする薬をまず選びましょう.解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

若者に大腸がんが増えている。検診は40歳未満から受けていた方が良い。

06-6387-4114ウォーキング吹田市豊津町14番1号変形性股関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック若い人の整形外科説明
若者に大腸がんが増えている。検診は40歳未満から受けていた方が良い。Tominaga先生達は大腸がんで手術をした3015人を40歳未満の若年群(52人)、40~54歳の中年群(254人)、55歳以上の高齢群(2709人)に分けて比較しました。その結果、全体に占める40歳未満である若年患者の割合は年々増加しており、2016年の0.63%から2021年には2.10%となっていました。若年群は高齢群に比べて、女性患者の割合が高く、腫瘍も大きく、リンパ節に転移している確率も高かったです。一方、若年群は老齢群に比べて術後患者さんの全身状態や日常生活を送る能力が高く、3年間再発しない確率も高かったです。つまり、40歳未満の大腸がんは見つかると手術で助かる確率が高いが、手術しないと進行が早いことがわかりました。だから大腸がんの検診は40歳未満から受けることをお薦めします。 女性に大腸がんが多い理由の一つは便秘になりやすいからです。国立がん研究センターの「がん統計」によれば、二〇二〇年にがんで亡くなった女性のうち、最も多かったのが大腸がんによるもので、約二万四千人が亡くなっています。女性は大きな骨盤や子宮の影響で男性より便通が滞りやすいので便秘になりやすいです。便秘なると便が固くなり、固くなった便が腸の壁を傷つけ大腸がんが起こりやすくなります。藤川先生らの調査ではウォーキングによって改善率の高い上位3項目は「活気の低下」「落ち着かない」、第3位は「便秘」でした。だから、便秘の女性は是非、ウォーキングをして下さい。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝