戸田整形外科リウマチ科クリニック

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長時間車を運転していると振動で椎間板が傷つきやすい

腰痛説明
長時間車を運転していると振動で椎間板が傷つきやすい最近は駐車場のあるコンビニエンスストアーが増え、買い物に行く時にも全く歩かずすむことが多くなりました。しかし、今から25年も前の研究ですが、辻先生らは車のエンジンと同じ11Hzの振動では椎間板の弾性率は最小となり最も変形しやすいと警告を発しておられました(辻陽雄ほか:日本災害医学会会誌.40: 81-87,1992.)。特に腰痛持ちの方は長時間の運転は避けられた方が良いと思います。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

早く歩ける女性の方は健康寿命が長い

筋肉トレーニング説明
早く歩ける女性の方は健康寿命が長いハーバード大学のSun博士らは、30~55歳の女性1万3535人に対して、調査開始時と9年後に歩行速度を調査し、その時の歩行速度と70歳になった時の健康状態の関連を調べました(Sun Q, et. Al:Arch Intern Med. 25:194-201,2010.)。歩行速度が時速3.2km未満のゆっくり歩きの人を「1」とした場合、時速3.2~4.8kmの普通のスピードで歩く人は「1.9」倍、時速4.8km以上のやや早歩きで歩くことができる人に至っては「2.68」倍、健康寿命が長かったという結果になりました。健康寿命とは、がんや糖尿病、心臓疾患や脳疾患などの大きな病気にかからずに、認知障害もなく健康な状態でいられる率のことだから、若い間から少し早めに歩いた方が老後幸福になれるかもしれませんね。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

月経が不順になる頃から女性の筋肉は霜降りになってきます

筋肉トレーニング説明
月経が不順になる頃から女性の筋肉は霜降りになってきます女性ホルモンであるエストロゲンには、筋肉の中の脂肪を代謝し、肥満を抑制する作用があります(柳瀬敏彦:日本老年医学会雑誌.42:633-635,2005.11)。逆に代田先生の研究では卵巣を取り除いたラットにエストロゲンを注射しながら運動をさせると筋肉量が維持されました(代田 琢彦:体力科学.45: 171-178,1996)。更年期になって、エストロゲンの分泌が減ってくると、月経が不順になると同時に女性の筋肉は霜降りになってきます。だから、月経が不順になった頃からこそ、筋トレをしなければ、どんどん体型が変わってきます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

改正:腰痛持ちにコア・エクササイズはキツい。上半身をベッドに乗せて足を挙げよう。

筋肉トレーニング説明
改正:腰痛持ちにコア・エクササイズはキツい。上半身をベッドに乗せて足を挙げよう。1998年にマックギル先生が胴体の筋トレ(コア・エクササイズ)を発表しました(McGill SM: Phys Ther. 78:754-65,1998)。それ以来、腰痛患者さんにもバードドックと呼ばれる四つん這いになって左右反対の手と足を挙げる運動が流行しましたが、この運動は腰痛患者さんにはキツすぎます。そこで、村尾先生らは上半身をベッドに乗せて足を挙げるN-exを考案し、その運動では上半身の筋肉は働かず、腰痛を治すのに必要な筋肉(多裂筋)だけが鍛えられると発表しました(村尾昌信ほか.理学療法学.42: 114-118,2015)。なお、前回の写真では頭が上に向いていましたが、頭が上を向いていては背筋の安静はたもてないので、改編しました。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

リウマチで骨を破壊する滑膜は再生医療に役立つ

関節リウマチ
リウマチで骨を破壊する滑膜は再生医療に役立つ関節リウマチになると通常では関節の袋の内側に滑膜という薄い1層のピンクの膜が肉の塊になってきます。そして、その肉の塊が骨の中に侵入して骨が崩れていき、骨が変形してきます。滑膜はとても繁殖する力の旺盛な膜なので再生医療(年齢の変化で失われた組織をとりもどす)に利用できます。年齢の変化で割れてくる半月板を再び元に戻すのは困難です。しかし、最近、関矢先生らは、ブタの半月板を人工的に切り取った後に実験室に数を増やした滑膜幹細胞を注射すると半月板のなくなった部分に滑膜幹細胞が接着して、半月板が再び蘇ることを発表しました (関矢 一郎:BIO Clinica.31 1150-1154,2016.10)。長年、リウマチの滑膜に難儀してきた僕としては、「増殖する滑膜も役に立つんだ」と驚いています。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝