戸田整形外科リウマチ科クリニック

診察予約・お問合せは 06-6387-4114
受付時間 | 9:30〜12:30(月-土) 15:30〜18:30(月-水,金)

ニュースNews

かかとの痛みには土踏まず支え(アーチサポート)を吊り下げよう

装具説明
足の裏にはバネの目的で踵から足の指にかけて足底筋膜という膜が張っています。足底筋膜は硬い革靴で歩いたり、体重が増えたりすることによって足の裏に負担がかかることで炎症が起こってきます。これを足底筋膜炎といいます。 足底筋膜炎になるとと足の裏や踵が痛くなってきます。 牧先生達の解説では足底筋膜炎になりやすい体質の人は扁平足、凹足、高度肥満などであり、起こすきっかけは使い過ぎ、低クッション性の靴および不適合な靴があり、診断は超音波診断装置(エコー)が有効です。エコーを用いた大原先生の研究では足底腱膜が分厚くなる場所、つまり痛くなる場所は約8割が踵の付着部。次いで土踏まずが約11%でした 対処法はバネ効果を補助するため足首から吊り下げる形の2つのパッドの付いた土踏まず支えを着けましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

遠近両用眼内レンズは高齢者が近距離を見るのが不便かも

月刊誌説明
遠近両用眼内レンズは高齢者が近距離を見るのが不便かも眼鏡と同じように白内障手術やコンタクトレンズにも遠近両用(多焦点型)が流行りです。値段は保険が効かないので、単焦点型の約8倍です。でも升本達の調査では多焦点眼内レンズを入れた4人に一人は本を読む時にはメガネをかけていました。術後も眼鏡をかけることが苦にならない高齢者には単焦点レンズがお薦めだと僕は思います 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

床から立ち上がる運動は腰痛予防になる

筋肉トレーニング腰痛説明
リオデジャネイロ大学の研究では、51歳から80歳までの2002人の健常人に床に座り立つストをしました。その結果、立ち上がる時に手や膝を着く必要がある人は、脚の力だけでその動作ができる人にくらべて6年以内に死ぬ確率が2倍高かったです。そこで僕は、41~50歳までの健常人102人を肩か腰か膝の痛みの経験の有無によって既往歴あり群となし群に分類し、床に座り立つ能力に関する指数を比較しました。 方法は立った状態から手や膝をつかずに腰を落とします。次に、尻をつけます。その状態から脚をそろえてます。座り込み動作が5点、立ち上がり動作が5点の合計10点とします。足を交差して立ち上がった時は、3点減点です。手や膝をついてしまった場合は、各1点減点です。バランスを崩した場合は、0.5点減点です。 その結果。腰痛の経験がある人の床に座り立つ点数の平均値は6.8点であり、腰痛の経験なしの人平均の8.2点に比べて統計学的に明白に少なかったです。このような差は膝関節痛や肩関節痛にはなかったです。 その理由ですが、腰痛になり易い人は長時間同じ姿勢を続けているため骨盤の周りの筋肉が固い人が多いです。人間前屈みになる時には、腰の骨だけで前屈みになっているのではなく、骨盤も前に回転してくれています。ところが、長時間座っていると骨盤の周りの筋肉が固くなっているので骨盤が上手く回転してくれず、腰にかかる負担が増え、腰痛がでてきます 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

4月から紫外線の量が急に増えるので注意!でも成長期の骨にはある程度必要。

老化若い人の整形外科説明骨粗鬆症
上出先生の解説によると「紫外線は体に百害あって一利のみ。」です。一利は骨粗鬆症の予防です。しかし、骨粗鬆症予防の紫外線は多く浴び必要はないので、ウォーキングは早朝や夕方などの時間帯にするのが良いです。また、曇りや雨でも紫外線は沢山でています。肌が弱い人は、4月以降は外出時には曇りや雨でも日焼け止めを2度塗った方がよいです。 ビタミンDはしゃけやきのこなどの食品に多く含まれ、紫外線を浴びてビタミンDは活動的になり、骨にカルシウムを沈着させます。最近は小学生の頃から女子の美容に気をつけさせるお母さんがいるようですが、極端な紫外線防御はビタミンD不足を招く可能性があります。成人女性が一般的に行っている厳格な紫外線対策を成長期の子供に適用するのは問題があると僕は思います  論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

マスクが個人の判断ならアルコール消毒も個人の判断にすべきだ

新型コロナ説明
新型コロナ感染対策によるマスク着用 は3月13日からは個人の判断になりました。 しかし、入店時「アルコール消毒と検温をお願いします」と目の前で見張られるように「アルコール消毒を強制する店が多いです。 しかし、高山先生が指摘しているようにアルコールは殺菌作用が強く素早く乾くという利点がある一方で皮膚の乾燥を招きます。皮乾燥した肌には花粉などのアレルギーの原因物質や雑菌が入りやすくなります。また横関先生の解説ではスギ花粉が皮膚に接触することが原因と思われるスギ花粉皮膚炎と呼ばれている皮膚症状やブタクサ、シラカバの花粉などでも花粉皮膚炎を発症することがあります。 だから、お店の人は「僕は接触性皮膚炎なのでアルコール消毒はできません」と言う方がいても「それなら入店できません」などと言わないであげてほしいと医師として僕は考えます  解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝