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- 腰痛説明食事療法
- 昆布に多量に含まれているアルギン酸は、日本人が過剰摂取しがちな塩分(ナトリウム)を効率よく対外に排出します。 辻先生達の研究では自然に高血圧を発症するラットでは餌にアルギン酸を混ぜておくと尿中のカリウム排泄量が増え、血圧が低下しました。また、昆布に含まれるラミニンというアミノ酸は、一時的に血圧を下げる働きをしています。逆に高血圧を伴う妊娠中毒症の患者さんではラミニンを上手く吸収できていないことが山本先生達の研究でわかりました。 また昆布の白い粉にはマンニトールという物質が多く含まれています。血液中を流れている神経にとって有害な物質が神経に入らないようにするため、神経に栄養を与える血管には血液神経関門(かんもん)という関所(せきしょ)のような部分があります。しかし、関所は神経に有害物質を通さないだけではなく、分子量が比較的大きい傷を早く治す働きのあるサイトカインや神経栄養因子の多くも通してくれません。浸透圧(水を引きつける力)の強いマンニトールは血液神経関門を広げます。したがって脊柱管狭窄症の人の神経に栄養が行き渡りやすくなります。インスタント出しでも成分表示にマンニットと書かれていれば、同じ作用があります。詳しくは三笠書房から出した「1回1分腰痛が消えるちょいトレ」という本で書きました(図:血液神経関門)。 #江坂 #整形外科 #戸田クリニック #服部緑地公園 #箕面 #高血圧 #脊柱菅狭窄症 #昆布 #だし #アルギン酸 #マンニトール #戸田佳孝
昆布ダシは高血圧にも坐骨神経痛にも良い。
- 説明
- 前立腺ガンを見つける血液検査としては前立腺特異抗原(PSA)があります。PSAは前立腺ガン以外でも前立腺肥大症や前立腺炎でも上昇します。PSAの正常値は4ng/ml以下ですが、日本泌尿器科学会のホームページでは5ng/ml以上では前立腺がんの発見率は90%以上です。前立腺がんの治療では女性ホルモンの服用などが行われますが、その副作用としてインポテンツや女性化乳房とが起こってくることがあります。男性らしい人が多い前立腺がん患者さんにとっては受け入れ難い副作用ですね。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前立腺癌の治療には女性ホルモンが使われるが副作用を嫌う人が多い。
- 説明
- 大腿骨を支えている受け皿である臼蓋の端の部分は関節の唇と書いて関節唇と呼ばれています。変形性股関節症の初期ではこの関節唇の周囲が腫れてきて股関節を曲げると痛みが出てきます。同じようにスポーツなどの外傷で関節唇周囲が炎症を起こした状態をインピンジメント症候群といいます。炎症を和らげるためにお尻の外側からステロイド注射を打つと痛みが軽快します。 注射で一時的に痛みは和らぎますが、根本的治療には股関節を吊り上げる筋肉を鍛えて股関節にかかる負担減らすことです。股関節を吊り上げる筋肉はお尻になる大殿筋とお腹の中にある腸腰筋です。この2つの筋肉を同時に鍛えるのには相撲の四股のように股を開いて脚を持ち上げる運動が適しています. 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
変形性股関節症の始まりは骨の唇周りが腫れてくることが多い。
- 説明食事療法
- 僕は2024年4月28日に医学中央雑誌WEB SITEを用いて「抄録あり」、「サプリメント」、「整形外科」をキーワードとして履歴プラス検索をしたところ95編集が表示されました。この95編の中で、1)2017~24年までの8年間の文献、2)整形外科疾患を対象、3)対照群と比較した試験の3条件を満たす文献は9文献でした。この9文献の中で6文献(67.7%)の筆頭著者はこのサプリメントを製造している会社に所属している方でした。9文献中7文献(77.8%)が整形外科系列ではなく薬理学の医学雑誌に掲載されていました。筆頭著者が製造会社に所属していた6文献の結論はすべて有効でしたが、医師が筆頭著者であった3文献の結論は「ある種の症例では有効」でした。このようにサプリメントが整形外科疾患に有効とする文献には、利益相反があり、薬理雑誌に掲載されていることが多いので、僕は信憑性が低いと考えます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
膝の痛みや腰痛にサプリメントが効くという論文の信憑性が薄い理由
- ロータリークラブ説明
- 本日は「政府が陰謀を認めるアメリカの民主主義は素晴らしい。」という話をします。アメリカ中央情報局(CIA)によるポリオワクチンチームを偽装したビンラディン氏暗殺事件後、ワクチン接種を行う人道支援団体メンバーらがCIAとの関係を疑われ、イスラム武装勢力に狙われる事件が多発しました。このワクチン接種チーム襲撃事件によって予防接種が行き届かず、パキスタンやアフガニスタンではポリオ患者が増加する事態を招き、世界保健機関(WHO)などが困っていました。またアメリカ国内の医学部の12人の公衆衛生学部長から「ワクチンを政治に利用するとは言語道断」という内容の手紙が届きます。 それを受け、暗殺事件から約3年後の2014年5月20日号のワシントンポスト紙でCIAは「ワクチン運動をスパイ活動に二度と利用しません」と謝罪します。ここはアメリカの民主主義の素晴らしいとことだと僕は思います。他の多くの国では政府によって事実をもみ消されたと思います。 しかし、2024年4月25日時点で2024年にポリオの野生株が発生しているのはアフガニスタンで2例、パキスタンで2例です。なぜ、全世界でこの2カ国だけがポリオを根絶できないかは、CIAによるワクチン活動を利用したビンラディン氏暗殺事件が関係していると僕は思います。この事件を知らない人が多いのも現実です。事実を広め、それに基づいて今後どのようにポリオ根絶計画を展開するかのアイデアを募るべきだと僕は思います。