ニュースNews
- 山登りをした数日後に脚が痛くなるのは、実は下り坂が原因のことが多いです。下り道を大股で走って下りると、股関節が曲がったまま膝が伸びる姿勢になるのでハムストリングスという筋肉に負担がかかり、太ももの肉離れを起すことがあります(仁賀定雄ほか:Orthopaedics.23:15-25,2010)。下り坂では、股関節や膝関節への衝撃を和らげるために歩幅を狭くしてあるきましょう。また、下り坂では股関節を伸ばす大殿筋というお尻の筋肉をよく使いますので(藤澤宏幸:東北理学療法学.25:5-9,2013)、お尻を自分の手で持ち上げながら下ると比較的楽に下れます。
下りは歩幅を狭くしてお尻に手を当てながら下ると楽
- 狭く深く付き合う親友の存在はダイエットの邪魔になります。147人の国内の大学生を対象とした調査では、親友の存在は「よく噛んで食べる」や「栄養のバランスを考える」や「腹八分目にする」といった正しい食生活を乱す原因になっていました。逆に親の協力は、不適切なダイエット法を止めさせて、正しい食生活に誘導していました(福岡 欣治:川崎医療福祉学会誌1: 107-113,2011 )。ダイエットに失敗して若い頃に肥満していると年をとってから変形性ひざ関節症になりやすいです。アメリカのボストン大学の調査では、37歳の時に肥満だった人は肥満でなかった人に比べて73歳の時には2倍以上変形性ひざ関節症になり易かったそうです(Felson DT,: Ann Intern Med. 109:18-24,1988)。
親友に合わせて食事をしていると将来、膝が痛くなる確率が高い
- どちらかの足に痛みがある場合には、昇る時には、先に進める足の方で体重を支えるので、痛みのない足から進めましょう。反対に階段を下りる時には、前の階段に残っている足で体重をささえるので、痛みのある足から進めていきましょう また、足は踵からついて爪先でけり出すようにして、足首を良く動かすようにしましょう 高齢者は、足の強度を高めるために足首を動かさずに階段の上り下りしますが、そうすると腰にかかる負担が増えて腰痛が出る。なお、膝を支える筋肉を鍛えるために階段を上ったり、下ったりで訓練する人がいるが、衝撃でかえって膝が悪くなる。うさび跳びが今はしないのと同じです 文責 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
階段を昇る時には良い足から,下る時は悪い足から進めましょう
- 台湾の医師の研究では、勾配が急な階段の上りでは、膝の曲がりが小さくのに、体が前に傾くためひざにかかる負担が増えることがわかりました(Tseng Hsien-Yu et al: Industrial Health 49巻1号 Page30-36,2011)。また、お仕事柄、ハイヒールに熟練した人ほど、階段を下りる時に安定性よりも速度を優先させるため膝関節への負担が増大するという研究結果があります(武藤友和ほか:電子情報通信学会技術研究報告.110巻52号 Page25-29,2010)。だから、階段の勾配は30度未満の方が良いです。また、勾配30度の階段では、段の高さは160mm、段の深さは280mmが推奨されています。
階段の勾配は30度未満が膝にかかる負担は少ない
- 同じ広告をだすのなら29回も出演させて頂いたホンマでっか!?tv(フジテレビ)と同じ系列の産経新聞に広告を出そうと考えました。QRコードも入れましたので、敬老の日のプレゼントとしてお婆様やお爺様にいかかがでしょうか?文責 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝