戸田整形外科リウマチ科クリニック

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腕や脚の筋肉が痩せてくると腰が曲がってくる

老化腰痛説明
腕や脚の筋肉が痩せてくると腰が曲がってくる骨粗鬆症は腕や脚の筋肉が痩せてくるサルコペニアと深い関わりがあるのです。腕や脚の筋肉のサルコペニアで腰曲がりが起こり易い理由の一つは脚の筋肉が弱ってくると歩く時に膝を曲げて歩くようになり、骨盤の骨が後ろに傾き、そのバランスをとるために背骨が曲がってきます。腕の筋肉が痩せてくると歩行中の肩の動き(腕の振り)が小さくなってくるので,背筋を伸ばさなくなります。そこに骨粗鬆症による圧迫骨折が加わるとさらに腰曲がりが進みます。だから、骨粗鬆症による腰痛を防ぐためには圧迫骨折が起こる前からスクワット運動やガーデニングなどで脚腰の筋肉を鍛えて良い姿勢を維持しましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

骨粗鬆症による圧迫骨折は女性より男性に起き易い。男性も注意が必要です

腰痛説明
骨粗鬆症による圧迫骨折は女性より男性に起き易い。男性も注意が必要です骨粗鬆症による圧迫骨折は女性よりも男性に高い確率で起こります。しかし、重症の圧迫骨折は女性に多いという特徴があります。ある調査では40歳以上の1,486名の日本人の腰椎のレントゲン写真を撮影した結果、圧迫骨折の見つかった人の割合は男性では21.3%であり、女性の10.3%よりも多かったです。だから、男性も骨粗鬆症による圧迫骨折の予防をして下さい(堀井千彬ほか:骨粗鬆症性椎体骨折の有病率…整形・災害外科.63: 129-134,2020)。腰椎の圧迫骨折はつぶれにくい椎体の後ろの高さを100%とした時のつぶれやすい前の高さが何%減っているかで分類します(Johnell O et al.: Morality after osteoporotic… Osteoporos Int 15 : 38-42,2004)。前の高さの減少が20%未満の時を正常(0度)、20%以上25%未満の時を軽症(1度)、25%以上40%未満の時を中程度(2度)、40%以上を重症(3度)と呼びます。先ほどの日本人を対象とした調査では、軽症の1度は女性よりも男性に多く、重症の3度は男性よりも女性に多かったです。その理由は若い頃から重荷を持つことが多い男性の方が腰椎が骨折する機会が多いが閉経後に骨がもろくなっている女性の方が骨折すると変形しやすいのだと考えます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

マッサージで腰を押されて痛むのならお尻の筋肉を鍛えよう

腰痛説明
マッサージで腰を押されて痛むのならお尻の筋肉を鍛えよう大殿筋が弱くなってくると腹ばいになって腰を後ろから押されると痛みを感じます。多くの腰痛の患者さんは腰を圧迫されると「気持ち良い」と答えますが、大殿筋の筋力が弱くなっている人は腰を後ろから押されると大殿筋による反発力が弱いので仙腸関節に負担がかかり、痛みがでてきます。その痛みの出た状態で足を挙げる、つまり大殿筋を効かせると痛みが楽になる場合、腹臥位腰椎不安定テストといいます(末廣忠延,ほか.ヘルスプロモーション理学療法研究.8: 29-33,2018.)。腹臥位腰椎不安定テストが陽性の腰痛の人は股関節を伸ばす運動をして骨盤を安定させましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

経験で得た知識が誰にでも当てはまると証明してみませんか

説明
経験で得た知識が誰にでも当てはまると証明してみませんかStay homeの2020年ゴールデンウィークを皆さんいかがお過ごしでしょうか?僕の尊敬する整形外科医である東京慈恵会医科大学整形外科教授の斎藤充先生が医学雑誌に書いた次のような意味の論説を読み僕は感動しました。『患者さんが教え授けてくれる「感覚」は,患者を診ずにデータだけを解析する研究者には生まれてきません。しかし,その感覚が「誰がどこで治療しても同じ効果がある」ものか確かめないと,他科の医師から「整形外科医はただの大工」だと馬鹿にされます。だからこそ整形外科医は,臨床研究のみならず,それを裏付ける基礎研究を自らの手で行うことも必要であるのです』(斎藤充:それエビデンスありますか?整形外科 .70:1156,2019)。これは整形外科医だけに限ったことではなく、すべての職種に当てはまることだと僕は思います。外出自粛の時間を見直して自分の経験を検証してみてはどうでしょうか?論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

骨粗鬆症による骨折はくしゃみでも起こる。一応、病院に行こう。

老化説明
骨粗鬆症による骨折はくしゃみでも起こる。一応、病院に行こう。背骨の圧迫骨折は、くしやみをした、つまずいた、尻もちをついた、重い荷物を持ち上げたなど、背骨に負荷がかかったときにもよく起こります。このような動作のあと、急激し背中や腰が痛くなった場合は、迷わず受診るようにしましよう。起き上がれなかったり歩けないような場合は、周囲の人に救急車を呼んでもらってください。自分で行ける場合は、整形外科や内科を受します。「すくに治まるだろう」「大した .はない」などと考えて受診しないでいると、さらなる骨折を招く危険があります。我慢せず、油断せず、早く病院へ行きましよう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝