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- 筋肉トレーニング説明
- 外反母趾を自分で治す方法は、親趾が外側に傾かないように、内側に引っ張る力を鍛えることです。そのためには両方の母趾にゴムバンドをかけ、引っ張り合う方法などがあります。しかし、関西医療大学の吉田先生らの研究では(吉田隆紀ほか.理学療法科学.31:857-863,2016)外反母趾の形を真っ直ぐに戻すような靴下を履きながら運動療法をした患者さんでは外反母趾の角度が矯正されましたが、運動療法だけを行った患者さんでは矯正されなかったそうです。僕は外反母趾の筋力トレーニングをするときにはクッション付き5本指靴下をお薦めしています。クッション付き5本指靴下は戸田メディカルエビデンスで販売していますhttp://toda-medical.com/ 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
趾の分かれたソックスを履いてしなければ、外反母趾の筋トレは効果が少ない
- 変形性膝関節症説明
- ふくらはぎの筋肉が硬くなってくると膝や股関節が曲がったままで伸びにくくなってきます。膝を曲げたままで歩いていると床からの反発力が股関節や腰に逃げずに膝の軟骨にかかる負担が増えてきます。朝日大学村上記念病院の塚原先生ら(塚原隆司ほか:JOSKAS.42:160-161,2017)は15人の変形性膝関節症の患者さんに、足を内側に捻り、直径7cmの円筒(海苔缶かお茶の缶、それが無ければ殺虫剤の缶)を膝の裏の内側に当たるように敷き、2分間転がすと膝がよく伸びるようになり、10mの歩行時間が短くなり、膝の痛みの度合いが和らいだと報告しています。膝の裏の内側を押さえて痛む時は試してみる価値があると思います。論文の解説:江坂の整形外科診療所、戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
空き缶を膝の裏でコロコロ転がすと膝の痛みが和らぐ
- 五十肩
- 幼い頃から野球のピッチャーなどをしていると肩の関節の留め金になっている骨がかけてしまい、投球の後などに肩が抜けたようなダルい感じがでてきます。これを不安定肩(ルーズショクルダー)といいます。ちょうどフタの爪がかけるとフタがパカパカ空いてしまうのと同じように、座った状態で腕を引き下げると伸びが普通の人より大きいです。そんなルーズショルダーの人は横向きに寝て重さ4kgぐらいのダンベル(なければ、水を満たしたペットボトル)を肘を曲げながら外側に開いて棘下筋という筋肉を鍛えましょう。棘下筋が関節の壁になってくれます。文責 江坂の整形外科診療所 貴晶会戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
ボールを投げすぎで起こるルーズショルダーにはペットボトルで筋トレが良い
- 変形性膝関節症説明
- 1)膝が痛くなると外反母趾になる 2)浮き趾になると蹴り出しができない 3)クッション付き五本趾靴下の付け方 4)足の趾の運動 5)研究結果
クッション付き五本趾靴下の効果について
- その他
- 病院に行った時に他の患者さんが触って細菌が多い物はなんでしょうか?国内のある大学では、小児科の待合室にある本とおもちゃについている細菌を調べました。その結果、細菌に汚染されたおもちゃは片手で持てるものが66.7%、片手で持てないものが0.0%でした。また、本の中で細菌が検出された部位の比較では、見開き部分が62.5%であり、圧倒的に多かったです(林亮ら:順天堂保健看護研究 .4: 30-34,2016)。だから、病院で本を読む時は見開きをはずして読みましょう。 論文の解説:江坂の整形外科診療所、戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝