貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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扁平足にはつま先立ちをしよう。

若い人の整形外科説明
特に女性では年齢とともに筋肉の老化けで土踏まずが浅くなり、扁平足傾向になってきます。これを成人期扁平足といい、今までより歩くと疲れやすくなります。症状は内くるぶし後方の腫れや痛みですが、扁平足変形が進行すると、バランス能力の低下や歩行時痛をもたらします。思い当たる方は整形外科を受診して下さい 中年期以降の女性に起こり易い成人期扁平足の原因はふくらはぎの後ろを通って足の裏の内側に着く後脛骨筋が衰えてくるからです。山口先生達の解説では成人期扁平足の治療には後脛骨筋の筋トレや短下肢装具というふくらはぎから固定した足底板があります。後脛骨筋の筋トレでは壁にもたれかかり爪先立ちして小指側に体重を移動(足の裏を内側に開く)を3秒間10回ずつ朝夕行いましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

体が柔らかいと不利なこともある

スポーツ若い人の整形外科説明
unstable painful shoulder 略してUPS日本語訳すと不安定で痛む肩はアスリート、特に野球やバレボールなどの肩を後ろに引きながら回す動作で激しい痛みがでます。星加先生の解説では関節造影を行うと関節の後ろの唇のような骨に腱が挟まりこんでいるのが特徴です。当院では、注射で挟まりこんだ腱を吹き飛ばしてやる治療を行っています 不安定で痛む肩の原因は全身の関節の袋が伸び縮みしやすい、いわゆる体が柔らかい人で起きやすいです。体が柔らかいことはアスリートにとって良いことですが、関節の隙間に腱が挟まりやすいという欠点もあります。一般の人なら注射でだましだまし使えば良いのですが、トップアスリートとしてパフォーマンスを続ける場合は関節鏡で関節の袋を縫縮することをお薦めします。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝  

人工膝関節をしてもあまりよくない人の特徴。

変形性膝関節症説明
高井先生達の調査では術前の仙骨傾斜角が35度未満の患者さんは35度以上の患者さんに比べて、人工膝関節術後の膝を伸ばすことのできる角度が少なく、成績が悪かったそうです。また、増田先生の調べでは人工膝関節術後の成績は術前HbA1cが6.2以上の人は6.2未満の人に比べて、体重が減らず、膝を曲げる角度が少なく、生活困難度が大きく、雑菌による感染症が多かったです。だから前屈みの姿勢で歩いている方や糖尿病の方には人工膝関節の手術はあまりお薦めできません 久保先生の調査では手術前に膝の曲がる角度が125度以下の人では術後成績が悪かったです。125と言えば、うつ伏せに寝転んで膝をぶらぶらさせることができる可動域です。また入院すると上げ膳据え膳ですし、手術後は膝が痛いので運動不足になりがちです。でも岸村先生達の調査では入院前より退院時に体重が増えていた人では人工膝関節置換術の治療成績が悪かったそうです。入院中は動かない分、普段より食べる量を減らしましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

65歳以上にお薦めの運動カーフレイズとダンベル体操。

変形性膝関節症筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
ふくらはぎ(下腿三頭筋)は第二の心臓と呼ばれており、動かせば血流障害が改善します。下腿三頭筋を鍛える方法としてカーフレイズがあります。方法は足幅を肩幅程度に開いて立つ。壁に両手をつける。爪先を地面につけたまま踵を思いっきり浮かせる。かかとを地面につくギリギリの位置まで下ろす。この時大事なことは踵を地面につけないことです。回数は5回3セットが目安です。高田先生達の研究では人工膝関節術後1週から脚の血流改善を目的としてカーフレイズ30秒2セット行いを行わせた患者では行わせなかった患者に比べて3ヶ月後成績が明白に優れていました。是非3ヶ月続けて下さい ダンベルを使ったウェイトトレーニングで分泌される代表的なホルモンは「テストステロン」です。テストステロンは睾丸で主に造られますが、相澤先生は骨格筋でもテストステロンは造り出されると述べています。年齢とともに睾丸での産生量を落ちますが、ウェイトトレーニングによって筋肉からテストステロンを補うことができます。テストステロンは、疲労回復・疲労物質の排出、骨や筋肉の成長促進、肌の再生など、身体的な若さを維持するのに役立ちます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

朝食にはできれば、必須アミノ酸を多く摂ろう!

説明食事療法
朝食を摂らない理由として多くの人が「朝は食欲がない」「用意が面倒だ」を上げます。だから、朝はとにかく簡単に、下ごしらえもなく、手軽に食べられるものにしましょう。ポール・マッカートニーがyesterdayを作った時にあまりにも早くできあがってしまったため、仮の曲名として早くできたためスクランブルエッグという題名を付けました。 そしてもし、可能であれば朝食にはタンパク質を多く摂りましょう。特に必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンを摂ることが大切です。この三つを総称してBCAAと呼びます」そこでお薦めしたいのはツナトーストです。ツナとマヨネーズを加え、そこに刻んだゆで卵やキャベツのみじん切りを入れて混ぜ合わせて下さい。それをパンにのせて焼くのです。ボリュームもあって、タンパク質や野菜も一度に摂れる最強の朝食になるでしょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝