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- ラジオ体操やウォーキングなどの有酸素運動(呼吸しながらする運動)は持 久力を高めますし、高血圧など内科的疾患の改善にも効果があります。 しかし、筋力トレーニングなどの無酸素運動(呼吸を止めて力を出す運動)をしないかぎり、筋肉は年齢とともにどんどん衰えていきます。なかでも脚の 筋肉は腕の筋肉に比べて老化しやすく、曲げる筋力より伸ばす筋力のほうが 老化しやすいことがわかっています。 ひざを伸ばす筋力はとくに衰えやすく、30歳での筋力を100%とすると、 70歳では60%にまで低下します。だからこそ、高齢者にはひざを伸ばす筋力 トレーニングが欠かせないのです。しかし、ラジオ体操は上半身(腕を回すなど)の運動が中心で、ひざを伸ばす筋肉を鍛える運動がありません。 ラジオ体操にはいい面もあれば、足りない面もあります。その人の年齢や体力、病状によっては、逆効果になることさえあり得るのです。とくに、ひざが痛む人の多い高齢者には、ラジオ体操はあまり向いていません。 ラジオ体操をするにしても、その点をよく理解したうえで行い、足りないところは適切な運動で補うべきなのです。 この本を読んでいただければ、ラジオ体操のどこがよくて、どこが足りないか、それを補うのにどんな筋力トレーニングをすればいいのかご理解いただけるはずです。 戸田整形外科リウマチ科クリニック 戸田佳孝
2月18日「ラジオ体操は65歳以上には向かない」発売
- 平成28年1月21日からベトナム・ダナン病院での医療ボランティアに参加してきました。手術の技術自体は器用でしたが、患者様に対する扱いに問題があるように感じました。例えば、まだ出血が完全に止まっていないのに手術予定時間を過ぎているので手術を早く終わらせようとしたり、麻酔からまだ覚めていない手術後の患者様に対してどの看護師も付き添わずペチャクチャとしゃべっていました。日本では考えられないことです。「他人のふり見て我ふりなおせ 」で改めて、医療従事者として身の引き締まる思いがしました。戸田整形外科リウマチ科クリニック 戸田佳孝
ベトナム・ダナン病院での医療ボランティアに参加してきました。
- ラジオ体操
- ラジオ体操。ジャンプしているつもりが爪先は浮いていない。 ラジオをしている高齢者の方は多いと思います。しかし、診察質でラジオ体操第1の11番目の「両足で跳ぶ」運動をやってもらうと、映像のように、爪先が浮いていないことが多いです(映像では2回目のジャンプで右足の爪先が浮いていません)。その原因は膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋の筋力不足です。ラジオ体操をやると同時に脚の筋肉トレーニングもするようにしましょう。戸田整形外科リウマチ科クリニック 戸田佳孝
ラジオ体操。ジャンプしているつもりが爪先は浮いていない。
- 著書
- 2014年1月15日待望の第二弾の著書がマキノ出版から発売されました。 自宅で簡単にできる六つの筋トレ、体重計とトイレットペーパーを利用した筋力測定、安価で効果的なサポーターの選び方、100円ショップの商品で手作りできる画期的インソール…ほか、「ひざ関節ドクター」が教える画期的セルフケア。 手術の危険性やグルコサミンは効かないと言う論文を紹介しています。
待望の第二弾の著書がマキノ出版から発売されました!
- 著書
- 発売から8ヶ月で10万部発行! 刊行以来、おかげさまで好評をいただきましたベストセラー『9割のひざの痛みは自分で治せる』のカラー版の登場です! イラストや写真がカラーになっていますので、よりわかりやすい誌面に生まれ変わりました。開業してから一貫して手術をしない治療法を研究・実践してきた戸田先生だからこそ書ける、読者に役立つ内容が満載! サポーターの選び方から筋トレの方法、痛みを軽減する足底板の作り方も説明しています。 痛みの原因といった基本から、サポーターの選び方、ひざを支える筋肉の鍛え方、足の裏から痛みを和らげる足底板の活用法まで、開業以来、一貫して「手術をしない治療法」に取り組んできた著者が、その成果をわかりやすく解説! 平成24年7月1日 中経文庫より発売 定価560円