貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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ニュースNews

中高年のイビキが仕方ない。

老化説明
睡眠時間は6時間が良い。閉経後はどんな女性もイビキをかきやすい。Midorikawa先生達の研究では、呼吸困難感は短時間睡眠を招く一つの原因でした。プロゲステロンという筋肉の緊張を高める働きをする女性ホルモンが減少していく。すると筋肉の緊張が緩んで気道が狭くなり、就寝中にイビキをかくようになる。これによって、自分自身の睡眠の質が大きく低下してしまいます。閉また経すると閉経する前後に女性ホルモンのエストロゲンが減少し、睡眠中にホットフラッシュ(火照りやのぼせる症状)を起こしてしまうので深い眠りを得られない人が多いです 60歳以上の睡眠時間は5~7時間で十分。以前は1日8時間睡眠が一番健康と言われていましたが、kazuomi先生の研究では睡眠時間が5時間未満だと七時間の人に比べて高血圧リスクが1.6倍高くなります。ただし、9時間以上寝ている人は、1.9倍リスクが高くなっているので、寝すぎも体には良くないのです。「男女問わず60歳以上の睡眠時間は6時間プラスマイナス1時間、つまり5~7時間が目安です。寝すぎは病気のリスクを上げてしまいます。(文章引用:週刊文春2023年7月27日号)解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

糖尿病の薬をやせ薬として使う副作用

説明
選択的SGLT2阻害剤(商品名:スーグラ、エンパグリフロジン、ジャディアンス)は検尿で必ず異常になる。糖尿病の薬で血糖を下げる目的で糖を尿に出す薬でから甘いものを食べても尿にすぐに出るので体重が増えないというちょっと嬉しい副作用があります。そのため僕は糖尿病でもないのにスーグラを飲んでいましたが、真似しないで下さい。尿検査で糖が異常に尿に降ります 検尿の替え玉を看護師さんに頼んで信用をなくした。 時保険加入時の健康診断で医師が僕のクリニックに来て「検尿しましょう」と言われ、慌てました。なぜなら、僕は糖尿病を申請していなかったのに、スーグラを飲んでいるから尿糖が強陽性になるからです。慌てた僕は看護師さんに「僕の代わりに検尿してくれない?」と頼み断られました。結局、保険には加入できなかったし、看護師さんには信用を無くして辞められてしまいました。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

寝違えをなめてはいけない。

肩こり若い人の整形外科説明
軽量のネックカラーを着けよう。日本整形外科学会のホームページによると寝違えとは眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、首を動かすと痛みが出る時もあるため、治療法としては痛い方向には首を動かさないことです。 首を動かさないためにはネックカラーが良いのですが、従来の柔軟なネックカラーは目立つし、蒸れるので「寝違えぐらい直ぐに治るわ」と考え、ネックカラーを着けずに悪化する患者さんが多いです。 最近、10枚の板を布でつないだ比較的目立たず、通気性も良いネックカラーが発売されました。僕の研究では10人の寝違い患者さんを17人にはポリウレタン板10枚連結させた折りたたみ型ネックカラーを着けてもらい、19人には従来の柔軟型ネックカラーを着けてもらい、1週間後の治療成績を比較しました。その結果、折りたたみ型は柔軟型に比べ頭を前に倒す時の制限が少なくなっているため1日装着時間が長くなりました。そして生活困難度指数の改善点数は、折りたたみ型の方が柔軟型群に比べて明白に優れていました。寝違いぐらいとなめてかからず、軽量のネックカラーを着けて下さい。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

睡眠薬デエビゴは悪夢を見る。

説明
レンボレキサント(商品名:デエビゴ)はオレキシン受容体拮抗薬であり、他の睡眠薬に比べて依存性が低いです。また服用後の記憶がなくなるという症状も少ないためいわゆるレイプドラッグとしても使用しにくいという利点があります。 しかし、逆に深い睡眠を得ることが困難であり、浅い睡眠(レム睡眠)の割合が多くなり、夢を見やすくなります。嫌なできごとを体験して眠れない患者さんが服用すると悪夢を見やすくなります。僕はストレスが多いせいかデエビゴを飲むとすぐに悪夢を見るので、飲まないようにしています。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

姿勢の悪さから来る肩甲骨の内側の痛み。

肩こり若い人の整形外科説明
デスクワークでコンピューターや携帯のディスプレイを見ていると肩が巻いてきます。巻き肩になると肩甲骨が外側にズレてくるので肩甲骨と背骨をつないでいる菱形筋が引っ張られるので、菱形筋が縮まろうとして凝ってきます。また首から肩にかけて張っている僧帽筋も肩甲骨の間縮めようとして肩もこります。だから悪い姿勢でディスプレイを長時間見ていると背中や肩が凝ってきます。 肩こりを客観的にチェックするためには胸の前で両腕の肘と肘を合わせて腕を思いっきり上に挙げます。その時肘の高さが顎まで来なかったらあなたの肩甲骨は外側にずれて肩が凝っています。そのままにしておくとずれた肩甲骨の位置で固まってしまうので、腕を背中に回し、頭を反対側に傾ける動作などで僧帽筋のストレッチをしましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝