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- 06-6387-4114ウォーキング吹田市豊津町14番1号変形性股関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック若い人の整形外科説明
Tominaga先生達は大腸がんで手術をした3015人を40歳未満の若年群(52人)、40~54歳の中年群(254人)、55歳以上の高齢群(2709人)に分けて比較しました。その結果、全体に占める40歳未満である若年患者の割合は年々増加しており、2016年の0.63%から2021年には2.10%となっていました。若年群は高齢群に比べて、女性患者の割合が高く、腫瘍も大きく、リンパ節に転移している確率も高かったです。一方、若年群は老齢群に比べて術後患者さんの全身状態や日常生活を送る能力が高く、3年間再発しない確率も高かったです。つまり、40歳未満の大腸がんは見つかると手術で助かる確率が高いが、手術しないと進行が早いことがわかりました。だから大腸がんの検診は40歳未満から受けることをお薦めします。 女性に大腸がんが多い理由の一つは便秘になりやすいからです。国立がん研究センターの「がん統計」によれば、二〇二〇年にがんで亡くなった女性のうち、最も多かったのが大腸がんによるもので、約二万四千人が亡くなっています。女性は大きな骨盤や子宮の影響で男性より便通が滞りやすいので便秘になりやすいです。便秘なると便が固くなり、固くなった便が腸の壁を傷つけ大腸がんが起こりやすくなります。藤川先生らの調査ではウォーキングによって改善率の高い上位3項目は「活気の低下」「落ち着かない」、第3位は「便秘」でした。だから、便秘の女性は是非、ウォーキングをして下さい。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
若者に大腸がんが増えている。検診は40歳未満から受けていた方が良い。
- 06-6387-4114ロータリークラブ吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
Budi先生達はサハラ砂漠より南のアフリカ14ヵ国の15~49歳の女性185388名に産科瘻孔に関する知識と識字率との関係を調べました。産科瘻孔とは未熟な肉体の少女が妊娠し、村人の助けのみで陣痛開始から何日間もかけて分娩した結果、膣に孔が開き、傷が膀胱や直腸とつながり、尿や便が膣から漏れ、感染症を起こす病気です。その結果、産科瘻孔という病気を知っていたのは37.9%でした。つまり6割の女性が産科瘻孔という病気を知りませんでした。特に識字率の低い地域の女性では、産科瘻孔に対する認識率が低かったです。だから、ロータリークラブの国際奉仕では識字率の向上について努力しています。
識字率は低いと妊婦が悲惨な目に合いやすい。
- 06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明食事療法
- よく「健康診断でコレステロールが高いと言われた。」とさも悪いことのように言われる方がいますが、どのコレステロールがどう高いかが問題です。コレステロールは人間の血液中だけでなく、脳・内臓・筋肉など全身に広く分布しています。そして、細胞自体を安定にしたり、性ホルモンや副腎皮質ホルモン、脂肪の消化吸収を助ける胆汁の材料になったりします。つまり「コレステロール=悪」というわけではなくむしろ必要な成分です。健康診断などの採血結果の見方としては悪玉コレステロールの血液検査項目はLDL-コレステロール。中性脂肪の検査項目は血清トリグリセリド(TG)です。 大雑把に言うと悪玉コレステロール値(LDL)が高いと心臓の冠動脈疾患になりやすく、中性脂肪(TG)の数値が高いと、脳梗塞のリスクも上がります。岡崎先生の解説によると悪玉コレステロールつまり低比重リポ蛋白コレステロール(略してLDL-C)が長年にわたって蓄積すると動脈の柔らかさが失われる動脈硬化になり易く、心臓の病気になりやすいです.解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
コレステロールに関する血液検査の見方
- 06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック若い人の整形外科説明食事療法
- 長谷川先生の解説では交感神経が興奮していると便はでにくくなります。だから、息がハーハーあがる運動や心拍数が急速に増えるような運動はかえって便秘を引き起こす可能性があります。だから、腸活つまり便秘解消のための運動では副交感神経を優位にするために友人と語らい笑いながらウォーキングをしたり、好きな音楽を聞きながらスクワットや水平足踏みをするようにしましょう。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
便秘解消には笑いながら運動すること。
- 06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明食事療法
- Tao先生たちの研究ではラットを高脂肪食で4週間飼育し脳梗塞を起こしやすい状態を作りました。次に若いラットの糞便を用いた微生物叢移植を30日間行いました。その結果、高脂肪食で4週間飼育した直後の肥満ラットでは神経学的スコアが低く、脳水分量と脳梗塞体積が多かったですが、糞便微生物叢移植により神経学的障害が改善されました。以上より糞便微生物叢移植は肥満ラットの脳虚血障害を抑制し、脳梗塞の危険性を減らす可能性があることがわかりました。 金澤先生達の報告では脳梗塞になる前には多数の動脈血管狭窄のあることが判明しました。岡村先生の2022年に改定された動脈硬化性疾患予防ガイドラインでは、中性脂肪が高いとアテローム血栓脳梗塞になりやすいです。 つまり、中性脂肪が高いと脳梗塞になりやすいと考えられます。将来、人間でも脳梗塞の予防として糞便微生物叢移植が用いられるかもしれません。 解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝