貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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軟骨成分のサプリメントは筋トレの効果を上げない。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田整形外科リウマチ科クリニック筋肉トレーニング説明食事療法
パキスタンのBabur先生達は、24人変形性膝関節症の患者さんに抵抗を加える筋トレを4週間行ってもらいました。24人の中で半分の12人には筋トレと同時にグルコサミンとコンドロイチンのサプリメントを飲んでもらいました。その結果、筋トレは変形性膝関節症の症状が改善しましたが、サプリメントを追加しても改善の度合いは変わりませんでした。 僕は以前の研究で多血小板血漿(PRP)は注射を打った後どんどん運動した方が治療の効果が上がると報告しました。また、ボルタレンという痛み止め入りヒアルロン酸であるジョイクルも痛みが和らいでいる間に運動をすることによって変形性膝関節症の根本治療になると述べましたが、この点グルコサミンやコンドロイチンは運動と一緒に行っても効果が上がらないのであれば、根本的治療にならない可能性が高いと僕は考えます #江坂 #整形外科 #戸田整形外科リウマチ科クリニック #吹田市豊津町14番1号 #06-6387-4114

変形性膝関節症にはお皿の周りが痛くなるタイプもある。

スポーツ変形性膝関節症若い人の整形外科説明
テニスではクロスステップやサイドステップなどで膝を少し曲げながら体重を移動させることが多いです。この膝を少し曲げた状態では大腿骨が膝のお皿つまり膝蓋骨を押さえつける力が高まり、膝蓋大腿関節の軟骨がすり減りやすくなります。田渕先生達は40歳以上の整形外科クリニックを訪れたテニス愛好会のテニスによる障害を調査したところ、他のスポーツでは少ない膝蓋大腿関節症が多かったです。 変形性膝関節症の多くは膝の内側が痛くなりますが、ジャンプやランニングをしている方では膝のお皿と大腿骨の間、つまり膝蓋大腿関節の軟骨がすり減ってきます。TAN先生達の調査では188人膝蓋大腿関節症の患者さんでは少し体重をかけた状態での足首が上に上がる可動域(つまり足関節背屈可動域)が少なかったです。足関節背屈可動域を広げるためには、片膝を地面につき、前方の足首に力をいれながら前後に揺らす運動が効果的です 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

産後と更年期では同じホルモンバランスの乱れでも症状が違う

更年期肩こり説明
女性ホルモンは血管を動かす神経を正常に働かせるために重要な働きをしています。このため、女性ホルモンの分泌が急激に減る出産後と閉経後には血流の乱れによる様々な症状がでてきます。この症状が関節リウマチの症状によく似ていることがあるために、産後や閉経後にリウマチ科を受診することが多いです。しかし、ホルモンバランスの乱れによる症状であれば、女性ホルモンが少ない状態にだんだんと体が慣れてきますので、自然と症状は収まってきます。 田島先生達の婦人科での調査では同じエストロゲンの分泌が急激に減る産後と閉経後では現れてくる症状が異なります。産後は女肩こり,易疲労感,腰痛など比較的短期に回復する症状が多かったですが、閉経後は不安,抑うつなどのスコアが高く,メンタルストレスの影響が大きいと考えられました。だから、更年期障害には朝に屋外で運動し、セロトニンなどの幸福ホルモンの分泌を促すようにしましょう 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

若い頃やっていたスポーツは是非続けよう。

スポーツ老化若い人の整形外科説明
栗田先生達の研究では静岡県の一般の高齢者に対するサッカーをしている人とサッカーをしていている高齢者の標準化受療比を調査しました。その結果、「骨折以外のけがややけど」は7.15倍、風邪は1.68倍で起きていましたが、「肩こり症」0.45倍,「糖尿病」0.44倍,「肥満症」0.26倍、つまり一般の人の半分いかでした。このようにシニアサッカー選手は一般住民と比べ,外傷などは多いが,生活習慣病などは少なかったそうです。さすが、サッカーのさかんな静岡県ですね。 手塚先生達の調査では40歳以上のシニアサッカー選手3853名のうち傷害発生件数は53件でしたが、受傷部位は下腿が最も多く、診断は肉離れが最多でした。中高生のサッカー選手では足関節捻挫が多いですが、年齢とともに肉離れが多くなってきます。運動前にはふくらはぎを伸ばすストレッチを十分にして下さい。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

全国の読者が通院しやすいように各地の名医を紹介しました

変形性膝関節症筋肉トレーニング説明週刊誌
「女性セブン6月20号(6月6日発売)」の114頁から名医が選んだ「最強のリハビリの名医全国36人」で僕とともに4人の医師を推薦させてもらいました。この記事での僕の主張は「患者さんに心がけてもらいたいのは、医者任せにしていても関節痛は治らないということです。改善するためには、治療を受けながら自分で筋力トレーニングをすることが必須」です。選んだ医師は全国の読者が通院しやすいように、北海道の高桑先生、東京の伊藤先生、神戸の井尻先生、熊本の松原先生を推薦しました。企画は僕の著書である1回1分腰痛が消えるちょいトレでライターをして下さった敏腕の医療ジャーナリストの鳥集さんです。全国の書店、コンビニで販売中です。よろしければご購読ください。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝