戸田整形外科リウマチ科クリニック

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ニュースNews

膝を内側に捻るスポーツには短い支柱付きサポーターがお薦め

スポーツ若い人の整形外科説明
内側側副靭帯、英語でMEDIAL CO-LATERAL LIGAMENT,略してMCLは膝の横揺れを防いでいる靭帯です。この靭帯を傷つくと膝に体重がかかると内側に膝が倒れてしまいます。 MCLを損傷しやすいスポーツはラグビーなどの膝の外側からタックルを受けやすいスポーツ。スキーやボードのようなターンの時に膝を内側にひねり易い動作を含むスポーツです。 松永先生らによると金メダリストの阿部選手の得意技である体落としでも内側側副靭帯損傷が起こるそうです。だから、膝を左右方向にひねりやすいスポーツをする時には短くて薄い生地で良いので横にプラスチック製の蝶板の着いたサポーターを予防的に装着しましょう。練習中にMCLを損傷すると大事な試合に出られなくなるかもしれません。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

国内旅行したいなら股関節の手術は前からしてもらった方が良い

説明
国内旅行したいなら股関節の手術は前からしてもらった方が良いコロナ禍で大きな損害を受けた観光業界を支援するため、政府は「全国旅行支援」を10月11日から始めました。感染対策を徹底しながら観光業界を応援して、地域のにぎわいの回復につながると思います 変形性股関節症で病院に行くと「自分の脚で歩き、健康寿命を延ばすためには、人工膝関節置換術はとても有効な治療法です。また、旅行したくありませんか?」と説明されることがあるかもしれません。 Saito先生達は変形性股関節症などで行われる人工股関節手術を股関節の前を切って入れた人と後ろを切って入れた人の間で術後国内旅行に行けた割合を比較しました。その結果、前から入れた人の方が国内旅行に行けた割合が多かったです。その理由は後ろから人工関節を入れる手術では歩く時によく働くお尻の筋肉を切るからです。骨の変形が強い時は後ろから入れる方が安全ですが、術後も活発に動きたい人はできるだけ前から入れることを希望しましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

秋の行楽シーズン。膝や腰の健康のため沢山歩ける関西の参拝場所

ダイエット筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
伏見稲荷の山頂を初めて目指す方へ千本鳥居は前半(四つ辻まで)で諦めては損4~5月恒例の神幸祭(神輿渡御)は新型コロナの影響で令和4年は中止、残念です。初めて山頂を目指す方は前半(四つ辻)までは急ですが、それ以降は比較的なだらかです。往復約70分、諦めないで下さい 枕草子にも「近うて遠きもの 鞍馬のつづらをりといふ道」とある 人気のパワースポット鞍馬寺から貴船神社までは所要時間1.5時間のとても良いハイキングコースです。鞍馬寺の本殿までは幾重にも折れ曲がっているのでケーブルカーがお薦めです。 鞍馬寺のケーブルカーの駅の横には、トイレの神様烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)とトイレが併設されています。1階にトイレ、2階にトイレの神様を祀るとは「粋」ですね 生駒聖天(寳山寺)は、真言律宗の大本山の寺院で高野山を彷彿させます。車ではドライブウエイ、電車ではロープウエイがありますが、いずれも有料です。その代わり、駐車場も参拝料も無料です。観光シーズン中も比較的静かに参拝できるので穴場と思います。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

足の外側の痛みは捻挫と決めつけずにレントゲン写真を撮ろう

スポーツ若い人の整形外科説明
スポーツ中に足首「グッキ!」と内返をした後、足の外側が痛くなった方は多いと思います。多くの場合、前距腓靭帯という靭帯が伸びた捻挫なので、アイシングと8の字クロス型のサポーターで治ります。 しかし、外力が強いと足の小指の付け根の骨である中足骨が骨折している場合があります、またその骨折している部分によってはギプスでは不十分で手術の必要があります。斎田先生の解説によると中足骨中央の骨折は長時間ランニングなどによる疲労骨折である場合が多く、手術を要すると書かれています。だから、足首をねじったら多分捻挫と決めつけずに必ず整形外科でレントゲン写真を撮りましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

医師だから特別という時代ではなくなった

その時の話題説明
茨城県は10月4日宿直勤務中に飲酒し入院患者に点滴を打つ医療行為をしたとして、県立中央病院に勤務する医師を戒告の懲戒処分にしたと発表しました。医療ミスはしなかったそうですが、看護師さんに「黙っていて」と頼んだが、報告されたそうです。日本でも医師だから許されると言う時代ではなくなりました 米国ではもっと以前から医師だから許されるということはなくなっていました。今から25年前の1997年の話です。僕はボストンにあるタフツ大学に留学していました。4人の研究者の相部屋に自分の机を与えてもらい、そこで英文論文の執筆に励んでいました。その部屋にいたアメリカ人女性研究者は人気者で、彼女とおしゃべりをするために沢山の女性研究員や事務員さんが毎日訪れて大きな声で雑談をしていました。当時、日本では僕が仕事をしていると事務員さんは気を遣ってくれて離れた場所で会話してくれていました。 ある日とうとう我慢できずに”Would you please…”(お願いします)と大きな声で二人の事務員さんに注意をしました。しかし、僕の英語の発音が悪いせいか相手には”Zip your lip!”(口を閉じろ)に聞こえたそうです。招聘してくれた教授には言いつけられ、予定されていたプレゼンテーションの予定もなくなり、事務員さん達や女性職員からは嫌われ、不自由な職場環境になってしまいました。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝