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- 変形性膝関節症筋肉トレーニング老化説明
- 倉林先生達は70人の変形性ひざ関節症の患者さんと20人の健康な人の歩き方を比較しました。その結果変形性ひざ関節症は足が地面についている時期に膝と股関節が少し曲がっており、それを補うために足首を上に挙げる運動が増えていたそうです(倉林準,ほか:.臨床歩行分析研究会誌 2巻2号 Page1-8,2015)。つまり、変形性ひざ関節症の患者さんがスムーズに歩くためにには足首を鍛えておく必要があり、そのためには電動アシストエルゴメーターが効果的であると考えられました。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
変形性ひざ関節症の患者さんは足首を鍛えることが大事
- スポーツ筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
- 他動的運動では筋力はつきませんが、筋肉を伸びやすくします。谷口先生達の8人の若者に足首を体側に持ち上げる(背屈)運動をしてもらいました。その結果、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)の筋肉の厚さが増え、アキレス腱の伸び率が増加しました(谷口圭吾ほか健康医科学研究助成論文集 22: 70-78,2007.)。だから、足首の他動運動によってアキレス腱が柔らかくなり、運動中の怪我が減ると僕は考えました。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
足首を伸ばすストレッチはアキレス腱を柔らかくする
- 筋肉トレーニング説明
- 石橋先生達は骨切り術後症例25関節を含む54関節の変形性股関節症に貧乏ゆすりマシーン(他動的ジグリング運動)を1日2時間を目標に3ヶ月使用しました。その結果、日常生活の困難度の指数が3ヶ月後に改善し、運動を続けているとその改善が持続されたそうです(石橋千直,ほか.Hip Joint.45:649-653,2019.)。骨を切った痛みまでとれるとは凄い効果だと僕は思いました。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
貧乏ゆすりは股関節の術後の痛みも和らげる
- 変形性膝関節症筋肉トレーニング説明
- 杉谷先生達は変形性関節症の患者さんに全身振動トレーニングマシンを使用した筋力増強プログラムを週2回、8週間行いました。その結果、日常生活の困難度の指数が改善し、体重に対する膝を伸ばす筋力が強くなりました(杉谷清美ほか.みんなの理学療法 .31:49-52,2019.)。振動にはリラックスし、筋肉の緊張を和らげる効果があるそうです。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
全身筋力トレーニングマシンで膝を伸ばす力が強くなる
- 筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
- 運動は毎日行なわない方が筋肉には効果的ということを信じている方が多いですが、それは抵抗性運動(筋トレ)に関する効果です。有酸素運動(ジョギングや自転車など)に関して日本糖尿病学会の運動指針では強度は中等度 (息がはずむ, ややきついと感じる程度) 、頻度は最低週3回 (2日とあけず) 週5回以上, できれば毎日、時間は1日20~60分(必ずしも継続して行わなくてよい)とされています(片山隆司:糖尿病レクチャー.2: 401-408,2011.)。毎日運動することで,代謝の改善,心肺機能の増強.脳神経系機能の賦活,筋力・筋持久力の増強等の直接効果とともに“規則正しい生活のよりどころ”となる間接効果が期待できます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝