ニュースNews
- 筋肉トレーニング説明
- 歩くことは健康の源。ゴルフは下手でも歩くから健康に良い。でもそのためには足の筋肉を鍛えよう。という話です 足には縦アーチと横アーチがあります。扁平足とは縦アーチがなくなった状態であり、土踏まずが浅くなるとバネの効果がなくなり、疲れやすくなります。 青木先生らの研究では野球や柔道というスポーツ選手も足土踏まずの高さ(縦アーチ)は高かったですが、↓バレエダンサーが縦も横もアーチが高かったです。その理由は、バレエダンサーは足の指の握力(把持力)が強いことが考えられました。つまり、把持力を鍛えると足のアーチが高くなり、足のバネの機能が強化され、長距離歩行にも耐えられる足になる可能性があります。だから、ウォーキングをする方は同時に足の把持力も鍛えましょう。足の把持力を鍛えるのにはグーチョキパー体操がお薦めです。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
健康に歩くために足の裏の筋肉を鍛えよう
- ロータリークラブ

一旦治ったポリオ(小児麻痺)が15年以上経ってから腰痛や激しい疲労感が起こってくる後遺症をポリオ後症候群といいます。その例として第32代米国大統領ルーズベルト氏の例を「ルーズベルトの死の秘密.日本が戦った男の死に方」の訳者まえがきおよびはじめにからの引用します。200万人が命を失った日本では太平洋戦争の原因を日本の愚かさだけに求めているが、それはアジア諸国への問題であり、米国には侵略していない。日中の局地戦を世界大戦にまで拡大したのはルーズベルト大統領であり、死に至る病を抱えたルーズベルトがどのようにして政権を維持し、その結果何が起こったのかを日本人は知るべきである。1945年2月のヤルタ会談時に彼はポリオの後遺症と皮膚がんと弱った心臓のため病人でありソビエトの独裁者スターリンとまともな交渉などできる状態ではなかった。左の写真は1941年12月8日の真珠湾攻撃後翌日の「恥辱の日演説」の写真です。右の写真は3年4ヶ月後のヤルタ会談後の写真です。この間に彼はポリオ症候群を発症しました。目の鋭さが全然違うことがおわかりだと思います。
死期を悟った彼は自分の目が黒いうちに日本を降伏させて政治的業績を上げたかった。だからスターリンとの会見を急いだ。でも、もし1945年当時ポリオは75%の確率で再発してポリオ後症候群が起こることを米国政府が知っていれば、ヤルタ会談にルーズベルト大統領を参加させることはなかったでしょう。そうすればソ連参戦はなく、日本にとって満州からの引き上げ時の凌辱もなく、シベリア抑留問題も北方領土問題もなかったかもしれません。このように、ポリオの後遺症は非常に怖い病気です。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
ポリオを撲滅しなければならない理由の一つ
- 変形性膝関節症筋肉トレーニング腰痛説明週刊誌
- 週刊文春6月1日発売号の118頁~120頁「ひざ痛が怖いと思ったら…」で初期の症状、肥満との関係、筋トレの仕方、足底板の使い方、膝の痛みを改善する食品について記事を掲載しました。ご興味があれば、ご購読下さい また健康記事に力を入れておられる週刊ポストさん5月22日発売号の43頁から4頁にわたって「足腰の超簡単ストレッチ」という記事を掲載していただきました。4頁にわたり僕一人の取材記事です。前の4頁はTBS系列の「名医の太鼓判」で何度か共演した池谷先生が心臓の解説をしています。ご都合がつけば、ご購読下さい。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
2023年6月文春で膝、ポストで腰の記事を掲載してもらいました。
- 老化若い人の整形外科説明
- 年をとって股関節が痛くなる人は思春期に前兆があります。変形性股関節症の患者さんの数は全国で510万人とも言われます。患者さんの多くは女性です。その原因は股関節形成不全という股関節のかぶりが浅い発育障害股関節症全体の80%を占めます。足が組めないのは股関節の動きが悪くなっている前兆です。 では、股関節が悪くなるのはどのように予防すれば良いのでしょうか?それはお相撲さんが練習でやる四股です。四股を踏むと脚を持ち上げるので大腰筋が鍛えられ、股関節にかかる負担が減るからです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
若い頃から脚を組めない人は四股で股関節を鍛えよう
- 変形性膝関節症筋肉トレーニング説明

僕は高齢者にはどのような運動が良いかを調べました。161人の変形性ひざ関節症患者の中で50人にはゆっくりとして筋トレである足先内向きコーナースクワットをして頂きました。同じく50人の患者さんには体重計の上に芯にスプレー缶を入れたトイレットペーパーを置き、膝を伸ばしたままひざの上で思いっきり押さえつける。その時の目盛りの80%の力で筋トレを続けるセッティングという運動をしてもらいました。残りの51人には骨盤の前に出した掌に太腿が着くまで脚をできるだけ早く揚げる動作を朝夕50回行う水平足踏みを行ってもらいました。治療期間は8週間としました。
予定治療を達成した77人の65歳以上の高齢患者の日常生活困難度の改善率は24人のセッティングをした人達では平均32%改善し、31人の水平足踏みをした人達では62%改善し、22人のスクワットをした人達では34%改善しました。水平足踏みの成績がセッティングやスクワットの成績に比べて統計学的に明白に優れていました。痛みの程度の改善率はセッティングが平均30%、水平足踏みが52%、スクワットが-42%であり、速い動きである水平足踏みの成績がセッティングの成績に比べて明白に優れていました。なお、65歳未満の患者さんではこのような差はなかったです。
速い動きで働く筋肉と遅い動きで働く筋肉の比率は大腿四頭筋で50 : 50、ヒラメ筋で10 : 90、前脛骨筋で30 : 70であり、大腿四頭筋には年齢による変化を受けやすい速筋線維の割合が他の下肢筋に比べて多いのです。だから、早い動きの運動を積極的にしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
