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- 説明骨粗鬆症
- 骨粗鬆症ガイドラインで示されている「骨折の危険性の高い患者さん」の基準は4つあります。①骨密度が若年成人と比較して60%以下の人 ②背骨の骨折が2つ以上ある人 ③背骨の骨折が高度に潰れている人 ④骨密度が若年成人と比較して70%以下、かつ転倒などで骨折をしたことのある人です。このうち1つでも当てはまれば、「骨折を起こした後1〜2年で再度骨折をしやすくなります。早めに骨粗鬆症治療薬を注射することをお薦めします 骨粗鬆症の治療薬は骨の支出を減らすか、骨の収入を増やすかを助けます。一般に夜間に骨が造られ、昼間に骨の吸収が進みます。その結果、夜間にはカルシウムが骨組織に取り込まれるために血中カルシウム濃度は低下し、その低下を補うために血中副甲状腺ホルモン濃度は上昇します。だから、骨の吸収を抑えるつまり支出を抑える薬は朝飲み、骨の促進を助ける薬つまり収入を増やす注射は夜に打つことが多いです 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
骨粗鬆症による骨折の危険性と日内変動
- 説明食事療法
- 日本人の肉や卵などの動物性蛋白質の摂取量は年々増えています。米国健康・栄養調査(NHANES III)に参加した6,381人の米国人を対象に調査した。参加者を50歳以上の中年と、65歳以上の高齢者に分け、平均18年間追跡して調査した。結果は学術誌「セル メタボリズム」に2014年に発表しました。 肉や乳製品などの動物性食品から、1日の総カロリー摂取量の20%以上を摂取していた50歳以上の人では、低タンパク質の食事をとっていた人に比べ、がんや2型糖尿病の発症が増え、死亡率は4倍に上昇した。 野菜や豆類などの植物性食品からタンパク質をとっていた人では、死亡率の上昇は抑えられていた。 一方で、65歳以上の高齢者では、逆に動物性タンパク質を多く摂取していた人の方が死亡率は低かった。全死因による死亡率は28%、がんによる死亡は60%、それぞれ低下した。但し、65歳以上といえども脂肪分のとりすぎは健康に良くありません。だから赤身の肉を沢山食べましょう。お薦めはラム肉です。ラム肉にはLカルシトニンという内臓脂肪を燃焼させる成分が多く含まれています。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
65歳以上になれば積極的に肉を沢山食べよう。
- 老化肩こり腰痛説明
- 昔は観光地で良く孫の手を売っていました。若い頃はまごの手なんて誰が使うのかと思っていましたが、年齢を重ねる毎に背中が乾燥して痒くなり、孫の手が必要になってきます。 常深(つねみ)先生達の調査では施設に入所している高齢者を診察している1000人の医師に応えてもらいました。その結果、皮膚の乾燥や痒みがあるお年寄りの割合は37.0%もいました。その原因の一つは湿布でした。なぜなら湿布を剥がす時に保湿層も剥がれるので乾燥肌になり、かゆみがでるからです。湿布を使用していた高齢者の割合は17.5%でしたが、その中で22.7%に皮膚症状がでていました。湿布を全身にベタベタ貼るのは辞めるようにしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
湿布は高齢者の皮膚乾燥の一つの原因
- 筋肉トレーニング老化説明
- 白内障を治療せずにいると緑内障が起こってくることがあります。レンズの周りの液体が停滞するようになると眼内圧が上昇します。上昇した圧力によって視神経が圧迫して視野狭窄が起こっています。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のリー先生達は緑内障の高齢者141人毎日遠くを見るようにしながら5000歩ウォーキングまたは座らないで活動を2.6時間行ってもらいましたその結果平均的な視野欠損の割合が10%減少しました。ウォーキングで目がゆるく振動することは眼内圧を下げることに効果があるのかもしれません 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
ウォーキングは目の老化も防ぐ。
- その時の話題変形性膝関節症説明
- 2023年3月25日放送の日本テレビ系列「世界一受けたい授業」という番組で重症なアレルギーであるアナフィラキシーの話題が放送されていました。整形外科領域では痛み止めであるボルタレンの入ったヒアルロン酸であるジョイクルによるアナフィラキシー反応が問題になり、ジョイクルを使用しない病院も多いです でも、MRIが普及するまでの昭和期の整形外科医は膝関節造影検査の際、ヨードを含んだ造影剤ウログラフィンを使っていました。このため、しばしば気分が悪くなられるアナフィラキシー反応を経験しましたが、誰も慌てることなく、血圧を測り、アドレナリンを太腿の筋肉に注射し、脚を挙げて血液を脳に送る処置を行えば、殆どの患者さんが回復していました。言い方は悪いですが↓アナフィラキシーを怖がっていれば、膝の専門医は務まるか?という時代でした。
