貴晶会戸田リウマチ科クリニック

診察予約・お問合せは 06-6387-4114
受付時間 | 9:30〜12:30(月-土) 15:30〜18:30(月-水,金)

ニュースNews

日本成人の22.5%が慢性疼痛。それによる経済損失は、約2兆円に上る。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック腰痛説明
日本人は痛みを我慢しやすく、アメリカ人は痛みに弱いと言われます。しかし、果たしてそれは良いことでしょうか?松岡先生の解説によると手術後3ヵ月以上経過しても継続する痛みを術後慢性痛といい,術後10~50%の患者に起こります。手術後の強い痛みによって痛みを伝える神経が弱い痛みでも大げさに強い痛みとして伝えてしまうので,手術創部が治癒した後も痛みが慢性化します。だから、手術後の痛み止めを拒んではいけません。日本における慢性疼痛患者数は、約2,315万人と推計されています。これは、日本成人の22.5%に相当します。 慢性疼痛による経済損失は、約2兆円に上るとも言われています。 同じ用に腰痛が治りにくい人の特徴は「会社で痛みがわかってもらえないので診断書を書いて下さい」という人や「治療しても全然良くなりません。このまま悪くなるのでしょうか?」と不安を述べられる患者さんが多いです。Moriki先生達が70人の慢性腰痛症患者さんで調査した結果では「自分にはストレスが多い」という気持ちと「今後痛みが増すのではないか」という不安感によって脳が影響を受け、痛みの増強や広範囲の慢性難治性の疼痛を引き起こす脳感作と関連がありました。そして不安感は睡眠の質とも関連していました。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

免疫力がアップするから適度な運動をしていると病気になりにくい。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック筋肉トレーニング説明
適度な運動が免疫力をつける理由は、血液やリンパの流れが良くなることに伴い、免疫細胞が体内を移動しやすくなり、がん細胞やウイルスに感染した細胞を発見しやすくなることが挙げられます。さらに、運動により体温が上がることで、免疫細胞がはたらきやすくなる効果もあります。適度な運動は、全身の血液循環と個々の免疫細胞のはたらき、双方にとって効果があるのです。 免疫を高める適度な運動とは週に2回膝にかかる負担を減らすために壁にもたれかかり足が膝より前に出るようにして、膝を30°曲げて股を開いて5秒間キープを5回繰り返しを1日に3セット行うスクワットなどの筋力トレーニングと、週に2回エルゴメーター(自転車漕ぎ)などの有酸素運動を1回20分以上行うことなどです.解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

経営者は社員の休日の過ごし方を含めた腰痛の原因に興味を持つべきだ。

06-6387-4114リハビリテーション戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック腰痛説明
月井先生の解説によると、腰痛がある社員が多いと労働生産性が著しく落ちます。逆に腰痛対策をすれば売上が伸びる可能性があります。だから、経営者は人間関係によるストレスなど心理的な問題を改善することや仕事中腰痛になりやすい姿勢の見直しが必要です。また社員が休み中に上手く腰痛を改善できるようなストレス発散や運動を行っているかどうかにも興味を持つべきだと解説しています。 腰痛のリエゾン(フランス語で連携)療法では、それまで、「痛みのせいで何もできない」という認識を、「痛みがあってもやれることはたくさんある」という方向に意識を変えていきます。例えば、腰痛や膝の痛みがあっても太腿を高くあげる足踏みならできる人が多いでしょう。できる運動をすれば、脳内から内因性のオピオイド物質(鎮痛成分)が放出され、天然の痛み止めになります。痛いからといって痛み止めの薬を飲むよりは、できる運動をする方が副作用もありません。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

大人の3種混合ワクチン(トリビック)で百日咳を予防することができる。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
現在、日本各地で百日咳の患者数が急増しています。​2025年に入ってからの累積患者数は4,100人を超え、前年1年間の報告数をすでに上回っています。 トリビック(製造:武田薬品工業)は、大人の3種混合ワクチンと呼ばれ、百日咳、ジフテリア、破傷風の三つの病気を予防するワクチンです。もともとは小児用に開発されたものですが、現在は成人にも使用が認められており、追加免疫としての接種が可能です。​免疫とは、細菌やウイルスから、からだを守ってくれている防御システムです。免疫には2種類あります。からだの中に菌やウイルスなどの自分でないものが入ってくると、その侵入者=抗原に対して攻撃します。このようにからだが自然に反応する最初の免疫を「自然免疫」といいます。同じ種類の「抗原」が二度目に体内に侵入してくると、すでに記憶されている免疫がすぐに反応します。これを「獲得免疫」といいます。ワクチンによって獲得免疫がついているとウィルと2回目に出会うと、効果的に相手を攻撃できます。子どもの頃に受けた百日咳のワクチンを今更受けに行くのは面倒くさいし、コロナの時にワクチンの副作用の話を聞いたのでワクチンに悪い印象の人も多いでしょうか、他のワクチンでアレルギーがでたことのない人はできるだけ百日咳のワクチンを受けた方が良いと僕は思います。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

長時間座ったら腰痛予防のため促通運動をしよう。

06-6387-4114リハビリテーション吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック腰痛説明
「促通」とは、ある行為をよりやりやすくしたり、より早くできるようにすることを指します。例えば腰痛の場合は膝の後ろを伸ばしたり、腰をねじったり、丸めたりする運動です。早稲田大学の研究では腰痛では腰が運動しやすくするために24名の学生に対して促通運動を指導しました。その結果、「促通運動後の腰の感覚は」の結果では「とてもすっきりした」が13名(54%)、「ややすっきりした」が11名(46%)でした。つまり、90%の人が簡単な運動をすることによって腰痛が一時的にでも収まると答えています。 2000年代になってから脳の活動が画像で見えるようになりました。腰痛が長びいている人の脳の活動を見ると、痛みに関係する脳の部分だけではなく、感情に関係する辺縁系や物事の判断に関係する前皮質にまで変化がでていました(半場 道子.医学のあゆみ260:135-140,2017)。つまり、腰痛が長引くと痛みを恐れる感情が強くなり、痛みを実際よりも強く判断し、やがてうつ状態になっていくことがわかっています。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝