戸田整形外科リウマチ科クリニック

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ニュースNews

市民病院で手術をしても数年経てば主治医は人事異動している。

腰痛説明
米国ニューハンプシャー州のLurie先生の研究では脊柱管狭窄症の654人の患者さんの中で手術を受けた人と手術を受けなかった患者さんの8年後の症状改善度を比べたところ症状に差はありませんでした。なお、市民病院などの公立病院に8年後に同じ病院に相談に行っても当時の医師は多分いません。 なぜなら手術した部分で脊椎の動きが悪くなり他の部分に負担がかかる再発するのです。手術を受けた患者のうち18%は8年以内に脊柱管狭窄症の再発のために再手術を受けていました。だから、一人の医者に手術と言われても必ず他の医者の意見も聞くようにしましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝  

足は温めて筋肉冷やせ 

筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
朝夕冷えてきましたね。冷え症の対策には足浴が良いのですが、20分間足浴をした後は20分間ふくらはぎの熱を逃さないためにハイソックスを着用しましょう。ある研究では足浴後保温しない場合,安静時と足浴20分後のふくらはぎの筋肉の温度に差はなかったです。直ぐ湯冷めします 冷え症の原因の一つは筋力不足です。筋力トレーニングをしている最中の筋肉は冷え症でも冷やした方が良いです。筋トレは筋肉に負荷をかけて行うのが一般的です。筋力の増強は筋の肥大により達成されますが筋肥大を起こす方法の一つに低酸素状態です。皮膚を冷やすと筋肉への血流が悪くなり、低酸素状態になるのでそこで低負荷をかけ筋トレすれば筋力が増強しやすいです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

サイドブリッジは腰痛にも膝痛にも効く。

変形性膝関節症筋肉トレーニング腰痛説明
太腿の外側の筋肉(外転筋)は普通に前向きに歩いていても鍛えられません。壁に手を着き、膝を伸ばしながら脚を外側斜め後ろに挙げましょう。変形性膝関節症の筋トレには必要です。外転筋が弱くなると歩く時に体が横揺れし、膝の軟骨が傷つきます。 脚を外側に開く動作は腰痛予防のサイドブリッヂでも鍛えることができます。 つまりサイドブリッジは腰の方形筋を鍛えて腰痛予防になり、太腿の外転筋を鍛えて膝の痛みの予防になります。通常のサイドブリッジができない方は壁に肘でもたれかかり、脚を開く壁ドンサイドブリッジでも効果がありますのでお試し下さい。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

椎間板ヘルニアの手術は、考えてからした方が良い。

腰痛若い人の整形外科説明
腰椎椎間板ヘルニアになると激痛が起こることが多いです。このため、多くの患者さんが「こんな痛みが長い間続くのなら手術した方がまし」と考えます。しかし、安心して下さい。ヒトの体は飛び出したヘルニアを外から来た敵と勘違いして免疫細胞が攻撃してくれます。吸収されるまでの時間は約3ヶ月かかります。ただし、オシッコや便の神経が麻痺した場合や足首が動かなくなった場合には手術をした方が良いです 椎間板が飛び出すヘルニアは年齢の変化で誰でもなります。そこで無理をすると神経と飛び出したヘルニアが擦れて炎症を起こします。だから炎症さえ治めれば手術でヘルニアを取り除く必要はありません。ステロイド薬を混ぜた硬膜外注射が効果的です。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

たった4週間の足指の握力強化運動でも転倒予防になる。

筋肉トレーニング老化説明
足の趾の握力(把持力)を計測するには足首バンドで踵を固定し、自分の足のサイズにあった位置にハンガーを移動させ、ハンガーを思いっきり握る専用の機械があります。把持力は立ち上がり、速く歩いて帰って来て座る時間と比例しました。 「筋力トレーニングして下さい」と言うと多くの患者さんが「いつまで続けるのですか?」とウンザリされます。浮き趾や外反母趾に対するタオルを趾で引き寄せる筋力訓練は普段使わない筋なのでたった4週間で把持力がアップし、歩行が安定してきます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝