貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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適度な運動は膝の炎症を和らげる

変形性膝関節症
適度な運動は膝の炎症を和らげる元順天堂大学整形外科教授の適度な運動がひざの痛みを和らげる化学的理由についてこのように書いておられます(黒澤尚:ひざ痛の最新治療と予防法 日東書院 第1版, 2016)。適度な運動によって炎症を起こしているひざの細胞が「もっと炎症を起こせ!」という指令に使うサイトカインという物質を作るのを減らして行きます。また、ひざの細胞の中で軟骨細胞の土台となるコラーゲンやプロテオグリカンが盛んに造られていくからです。本の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

坐骨神経痛があってもひざのための筋トレはできる

筋肉トレーニング
坐骨神経痛があってもひざのための筋トレはできる坐骨神経痛は、人の体で最も太い末梢神経は太腿の前面以外の感覚を支配しています。坐骨神経には運動神経と感覚神経の繊維が入り混じっています。ひざを曲げるハムストリングス、足首と足の親指を下に下げる下腿三頭筋、足首と足の親指を上に上げる前脛骨筋と長母趾伸筋を支配しています。 18頁:脚に行く末梢神経では坐骨神経以外では大腿神経があります。この大腿神経が太腿の前面の皮膚の感覚とひざを伸ばす筋肉である大腿四頭筋を動かしています。よく変形性膝関節症の患者さんが「腰部脊柱管狭窄症があるのに運動していいのか?」と聞かれることがありますが、坐骨神経と大腿神経が別ですので、坐骨神経痛があっても膝を伸ばす訓練はドンドン行って下さい。解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

坐骨神経痛は病名ではありません

腰痛
坐骨神経痛は病名ではありません温泉に行くと「効能:坐骨神経痛」と書いてありますよね。でも、坐骨神経痛というのは病名ではなく、症状の名前です。坐骨神経痛を起こすものは、腰の骨と骨との間の椎間板が飛びだして神経を圧迫する椎間板ヘルニアや年齢の変化で神経がたるむ腰部脊柱管狭窄症など様々で、病名によって治療法も変わってきます。例えば、一言で交通違反と言っても制限速度60kmオーバーの交通違反なら免許停止ですが、駐車違反なら罰金ですむように何が原因かが大事なのです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

おばあちゃん孝行のマッサージでは肋骨骨折に注意しよう

その他
おばあちゃん孝行のマッサージでは肋骨骨折に注意しよう歳をとってくると骨粗鬆症になり、骨が折れやすくなります。また、背骨が曲がってくると肋骨にかかる負担が大きくなります。だから、お年寄の肋骨は折れやすくなっています。横になって上から脇腹をもむとそれだけでも肋骨骨折を起こすことがありますので、横になってのマッサージはやめましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

足の指をよく動かすと足の痛みがとれることが多い

その他
足の指をよく動かすと足の痛みがとれることが多い足のことで悩んでいる人は多いですね。まず、足には縦方向のアーチと横方向のアーチがあります。縦方向のアーチが減ったのがご存じ扁平足ですが、横方向のアーチが減っても長く歩くと疲れやすくなります。足先が痛くなるのは足の指の関節が靴に当たって痛くなることが多いです。これは足の指を動かさないから関節が固まってハンマートーという変形になっている場合が多いです。外反母趾の原因の一つも足の親指を動かさないため筋肉が痩せてきたことです。ゲタを履いていた昔の日本人のように足の指がよく動くようになれば、足の痛みも減ります。解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝