戸田整形外科リウマチ科クリニック

診察予約・お問合せは 06-6387-4114
受付時間 | 9:30〜12:30(月-土) 15:30〜18:30(月-水,金)

ニュースNews

将来、認知症になって愛する家族に迷惑をかけたくない!どうすれば良い?

老化説明
いつも笑っている認知症なら良いけれど、「すぐに怒る」とか「エロい行動をする」とか「生活が不潔になる」などの認知症にはなりたくないですよね。我が国の65歳以上の認知症患者数は2020年に約602万人、2025年には約675万人(有病率18.5%)と5.4人に1人程度が認知症になると予測されています。Livingston先生達の研究では9つの事に気をつければ認知症の35%は予防可能です。その9つとは12歳までの幼少期の教育、中年期高血圧、中年期肥満、難聴、運動不足、社会的孤立、喫煙、うつ病、糖尿病ですLivingston先生達の研究では特に、難聴の人は健聴者と比べ認知症のリスクが約二倍に上がるそうです。その理由は耳は二十四時間、忙しく働き続けており、寝ているときも周囲の音を聞いていて危険な音でないかを判断しています。ところが加齢が進んで聴力が低下すると、音による刺激が少なくなる。すると、脳の活動が低下して認知機能が衰えてしまうと考えられます。耳が聞こえにくくなったら早めに補聴器をつけるようにすることが認知症の予防には重要なようです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

脊柱管狭窄症の原因と除圧手術について

腰痛説明
年齢の変化で椎間板の水分の量が減ってくると椎間板の高さが低くなってきます。だから背は縮みますが、椎間板の後ろを通っている神経の長さは変わりません。このため神経がトグロを巻き、血行が悪くなるのが脊柱管狭窄症の原因の一つです また年齢の変化で脊柱管の内側に貼っている色が黄色い黄靭帯や同じく年齢の変化で真綿で締められるような圧迫やゴツゴツしてきた椎体やすべり症によってずれた骨の角によっても脊柱管は圧迫されることも脊柱管狭窄症の原因の一つです。それに対して圧迫されている神経を後ろに逃してやる目的で後ろの骨である椎弓に窓を開ける椎弓切除術というのが行われることがあります 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

女性の膝の痛みには室内型足底板と男性には靴の中敷き型がお薦め

変形性膝関節症装具説明
О脚を矯正して変形性膝関節症の痛みを和らげる足首バンド付き足底板については主婦の高齢者は1日の中で靴を履いて外出することが少ないことと女性は足首が軟らかいため高低差のある室内用足首バンド付き足底板の方が靴中敷きより成績が良かったです 靴の中敷きタイプの外側が高くなった足底板でさえも装着すると「足が痛くてあるけない」という患者さんが時々います。我々の研究では足底板を入れると足が痛くなる患者さんに自転車の荷台固定用ゴムを使って柔軟体操を行ってもらったところ、足の痛みがなくなり治療成績が上がりました。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

ウォーキングだけでは健康になれない水平足踏みもしよう

筋肉トレーニング老化説明
厚労省の運動習慣ありの定義は週2回以上運動しており,持続時間が30分以上で,継続期間が1年以上年です。高齢者の運動習慣ありで最も多かったのは散歩やゴルフでした。しかし、普通に歩いているだけだは脚の筋肉は鍛えられないので20秒間水平足踏み回数は少なかったです たしかに、ウォーキングやゴルフは景色を楽しみならできる、長続きする優れた運動習慣なので是非継続するべきです。しかし、ウォーキングやゴルフなどを運動習慣としている者には水平足踏み運動を追加し、変形性関節症の予防を心がけるべきです。なお、体がふらつく方は、片手を何かにつかまって、もう一方の手の高さまで反対の太ももを挙げるようにして下さい。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

高齢者はラジオ体操だけをしていても健康は保てない

ラジオ体操説明
年齢の変化で早く衰えるのは膝を伸ばす大腿四頭筋の筋力です。しかし、ラジオ体操には上半身(腕を回すなど)の運動が中心です。その理由は逓信省簡易保険局が昭和天皇即位のお祝いに合わせてお立ち台から見てきれいに揃うことを大事にして考案したからです ラジオ体操に含まれている下半身の運動と言えば、ジャンブ運動です。我々の調査ではラジオ体操のジャンブができる人の割合は、65歳以上になると急激にジ減りました。つまり、「高齢者と呼ばれるのが65歳以上だから」という意味だけでなく、この調査で65歳が正しくジャンプできるかどうかの分岐点でした 私の意見は「65歳以上になったら、ラジオ体操をやめましょう」と主張する気は毛頭ありません。しかし、この調査結果からも明らかなように、ラジオ体操さえしていれば安心ではないことも事実です。やはり、65歳以上になったらラジオ体操だけでなく、ひざを伸ばす筋力も鍛えなければ、脚の健康は保てないということを知って頂きたいのです 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝