戸田整形外科リウマチ科クリニック

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ニュースNews

高齢者の背中が丸いのは沢山骨折しているから

腰痛説明骨粗鬆症
歳をとって背中が曲がってくるのは骨粗鬆症のせいでいくつも骨が圧迫骨折を起こすからからです。しかも一度背骨が骨折を起こすと力のバランスが崩れくるので次に新しい背骨が骨折する危険性がたかくなります。初めて骨折の1年後に二つ目の骨折が起こる確率は初めて骨折が起こる確率の2.7倍です。だから、一度骨折が起これば、骨粗鬆症の進行を防ぐ治療をするべきです 骨粗鬆症で曲がった背骨を比較的簡単に治す手術としてBalloon kyphoplasty、直訳すれば風船後彎骨形成術があります。この手術ではまず、潰れた骨を膨らませるための管を骨に挿入します。次に潰れた骨で風船を膨らませ骨の高さを元に戻します。最後に高さを元に戻した後のセメントを流し込みます。しかし、この手術の後、そのままにしておくと、手術をしなかった骨が潰れてくる続発性骨折が起こってきます。新渡戸先生の研究では骨吸収を抑えるビスホスホネートを飲んでいたグループでは骨折の発生率は39%でしたが、骨形成を助ける副甲状腺ホルモンを毎日注射したグループでは術後骨折の発生率は3.8%であり、10分の1以下に抑えられました。やはり、副甲状腺ホルモンを毎日注射した方が良いです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

他人にぶつけられた怪我はなかなか治らない。

肩こり若い人の整形外科説明
整形外科領域で痛みと鬱の関係があることを強く感じるのは「むちうち症」です。自損で電信棒に当たったむち打ち症はすぐ治りますが、責任割合などもめている追突事故ではなかなか治りません。それは繰り返されるストレスが脳で痛みを強くするのだと考えられます。 同じ用に腰痛が治りにくい人の特徴は「会社で痛みがわかってもらえないので診断書を書いて下さい」という人や「治療しても全然良くなりません。このまま悪くなるのでしょうか?」と不安を述べられる患者さんが多いです。Moriki先生達が70人の慢性腰痛症患者さんで調査した結果では「自分にはストレスが多い」という気持ちと「今後痛みが増すのではないか」という不安感によって脳が影響を受け、痛みの増強や広範囲の慢性難治性の疼痛を引き起こす脳感作と関連がありました。そして不安感は睡眠の質とも関連していました。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

令和6年2月8日発売週刊文春に免疫を高める運動について記載しました。

オンライン記事その時の話題説明週刊誌
花粉症の季節になってきました。花粉症対策には免疫力をつけることが大事です。運動によって筋肉が少し傷つくことによって炎症性サイトカインが活発になり、免疫が高まります。加齢に伴う免疫系の機能不全を改善するのには筋トレよりも有酸素運動(呼吸しながらする運動)の方が優れた効果を示しました。代表的な有酸素運動はウォーキングです。だから、花粉症予防に運動しましょう。そのような内容の記事を今週号の週刊文春に掲載しました。よろしければご購読下さい 花粉の飛沫のピークはスギが2月下旬から3月に、ヒノキが3月下旬から4月に、ブタクサは9月にピークがあります。関東や近畿では2月中ごろから花粉が飛びます。1日の中で飛沫のピークは12時と18時です。できればこの時間帯の外出は避けましょう。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

骨密度は二重エネルギーX線吸収測定法、英語で略してDXAという方法で計測します。計測時間は約20分間です。

説明骨粗鬆症
若い人の平均値の80%未満になると転倒骨折の危険性が高くなる 骨密度はDXA法という検査で腰と股関節で測定します。若い頃の骨密度を基準とした若年成人平均値、英語でyoung adult mean:YAM値が80%未満を骨量減少群、80%以上を健常群とします。金子先生達の調査では平均年齢50歳の42名の病院職員に骨密度健診を行ったところ、%YAM 80%以上の健常群は24名、80%未満の骨量減少群は18名でした。つまり23.8%が転倒骨折しやすい骨粗鬆症でした。皆さんも是非、骨粗鬆症健診を受けてください 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

腰痛は鬱病を招く、体を動かそう。

腰痛説明
2000年代になってから脳の活動が画像で見えるようになりました。腰痛が長びいている人の脳の活動を見ると、痛みに関係する脳の部分だけではなく、感情に関係する辺縁系や物事の判断に関係する前皮質にまで変化がでていました(半場 道子.医学のあゆみ260:135-140,2017)。つまり、腰痛が長引くと痛みを恐れる感情が強くなり、痛みを実際よりも強く判断し、やがてうつ状態になっていくことがわかっています。 腰痛のリエゾン(フランス語で連携)療法では、それまで、「痛みのせいで何もできない」という認識を、「痛みがあってもやれることはたくさんある」という方向に意識を変えていきます。例えば、腰痛や膝の痛みがあっても太腿を高くあげる足踏みならできる人が多いでしょう。できる運動をすれば、脳内から内因性のオピオイド物質(鎮痛成分)が放出され、天然の痛み止めになります。痛いからといって痛み止めの薬を飲むよりは、できる運動をする方が副作用もありません。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝