貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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熱中症予防にはアイスラリーか氷の入った水

06-6387-4114スポーツ吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
熱中症予防にはアイスラリーか氷の入った水熱くなってきました、また熱中症の季節です。熱中症の予防には,脱水予防と身体冷却が重要です.近年,この補水と身体冷却を同時に実現する画期的な手法として,アイススラリー摂取が薦められています。アイススラリーとは、液体に細かい氷の粒が分散したシャーベット状の飲み物です。通常の氷よりも温度が低く、流動性も高いため、体内の深部を効率的に冷やすことができます。しかし、アイスラリーは家庭で作ることが困難です。柳田先生の解説では過冷却水、つまり良く冷えた水の摂取による身体冷却効果はアイススラリーには及ばないものの,飲みやすさや効果の即時性,脱水予防効果が高いと述べています。夏の行楽には氷を入れた水を持っていきましょう。 昔は、スポーツ飲料のように PH を調整して体に負担のかからない飲料物がなかったので、「運動中に水は飲むな!」と言われました。だから夏の運動は苦しかったです。 激しい運動をする時には水分を摂取することが必要ですが、これは水(みず)を飲むのが良いことを意味しません。発汗によって体液が濃くなっているところにタダの水を摂取すれば、体液中に含まれる諸成分が水に溶け出してしまい、かえって疲労します。昔のスポーツ人はこの事実を経験的に知っていたのでしょう(http://oshiete.goo.ne.jp/qa/601882.html)。 現在では、各種ミネラルを適度に含有するスポーツ飲料が市販されているので、このような不都合は生じなくなりました。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

肩こりには筋肉を緩めて、伸ばして、縮める。

06-6387-4114リハビリテーション吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック肩こり説明
肩こりの原因の一つは肩甲骨の周りの筋肉を動かさないことによって血流が悪くなって、筋肉が酸素欠乏になり疲労物質である乳酸がたまることです。小山先生は、筋肉を緩めて、伸ばして、縮めるという一連の動作によって筋肉への血流が良くなり、酸素が沢山供給されるようになり、筋肉の弾力と柔軟性が回復し、肩こりが治ると述べています。また、大久保先生達は26人の肩こり患者さんに肩甲骨を動かす運動を行ってもらったところ運動開始後3週間で肩の筋肉の厚みが明白に増えました。だから肩こり予防には肩甲骨の周りの筋肉を体操で積極的にうごかしましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

草野球をしていると関節の位置を元に戻す能力(位置覚)が鍛えられる。

06-6387-4114ウォーキングスポーツデスクワークリハビリテーション吹田市豊津町14番1号戸田クリニック説明
野球は動いていない時間が長い分単位時間内に消費するエネルギーは他のスポーツに比べて少ないです。しかし、戸田先生の研究では野球先生は剣道選手に比べて反復横跳びができる回数が多かったです。その理由ですが、選手は打球が自分のところに飛んで来た時を想定して関節を動かせるように脳が活発に働いています。つまり、関節を元に戻す能力である位置覚が鍛えられます。このため反復横跳びの回数が増え、転倒しそうになった時にバランスを立て直す能力も高くなります。 小学生の体力測定で反復横跳びをやりましたよね。その要領で、歳をとってからも若い人と同じように横方向へのジャンプを含む体操をしている方が多いですね。でも、ある研究では、若者10人と高齢者12人に体重のかけ方をコンピューターで解析できる板の上で、前後、左右のステップを行わせ、股関節と膝関節と足関節の動きを観察しました(小比賀柚木ら:理学療法科学.25.357-362,2010)。その結果、高齢者では若者に比べて、関節の位置を元に戻す力が弱く、動きを止める時間が長かったです。特に、左右のステップでは、股関節にかかる負担が明白に増えていました。だから、歳をとっとから左右方向へのジャンプをすると股関節を傷めるのでやめましょう 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

肩こり予防に肘を曲げて回そう。

06-6387-4114リハビリテーション吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック肩こり説明
肩こりの原因の一つは肩の周りの筋肉への血流が悪くなって、筋肉が酸素欠乏になり疲労物質である乳酸がたまることです。血流を良くして肩こりを治す体操の1つ目は、肘を曲げながら肩を前後左右に回して肩甲骨を動かす肩こり体操です。肘を曲げることによって手首を回す動きがロックされてしまうために肩甲骨と上腕骨の間が大きく動きます。この時のポキポキという音がなっても骨が擦れている音ではなく、関節液の中の気泡が弾けている音なので気にしないで結構です。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

痩せ型の高齢者には豆乳と筋トレ

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック筋肉トレーニング説明
佐藤先生の研究では高齢者に豆乳200mlを1日1本(たんばく質含有量9.2g)飲んでもらいながら3ヶ月間筋トレをしてもらいました。その結果、全体的には体重や握力に明白な効果はでませんでしたが、BMIが21.5 kg/m2、つまり、痩せ型高齢者では5回立ち上がりテストに要する時間が明白に短くなりました。以上の結果からフレイル、つまり虚弱体質になる予防には豆乳と筋トレが有効であることがわかりました。 筋肉の老化は関節を曲げる筋肉よりも伸ばす筋肉、上半身の筋肉よりも下半身の筋肉の方が顕著に現れてきます。30歳の時の筋力を100%とした時に、70歳の時の膝(下半身の関節)を伸ばす筋力は40%まで落ちています。しかし、総務省が行った2011年社会生活基本調査では、60歳以上の人が行っている多い運動は、1位がウォーキング・軽い体操(35.2%)、2位がボウリング(12.8%)でした。たしかにボウリングはゲームなので楽しいスポーツですが、筋力のことを考えれば、自転車やエアロバイクなどの下半身の伸ばす筋力を使うスポーツの方が健康には良いと思います。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝