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- 説明
- 前立腺が歳をとるにつれてだんだんと大きくなり、尿道を圧迫して尿が出にくくなる病気を前立腺肥大症と言います。前立腺肥大は、顕微鏡で見ると50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳では90%にみられます。 その症状は国際前立腺症状スコアによって自分で軽症、中等症、重症に分類することができます。北彩都病院のホームページによると前立腺肥大症を放置すると癌に移行するのでは?と心配して相談される方もおられますが、現時点でそのような証明はなされていません。前立腺肥大症は悪性疾患ではないため、「こ の治療が絶対に必要」というものはありません。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前立腺肥大症は癌ではないため絶対必要な治療はない。
- 説明
- 年齢とともに唾液の分泌量が減少しますが、唾液には自浄作用がある。それが少ないと歯や歯茎に食べ物が張り付き、歯周病や虫歯などに繋がります。ある調査では60歳以上の人々の約7割が歯周病だと言われています。さらに歯周病菌が歯茎から毛細血管に入り込み、全身に回ると、心筋梗塞のリスクが2.8倍、脳卒中の罹患率も2割増加。糖尿病とも因果関係があり、歯周病の治療をすると糖尿病が改善することがわかっています 年齢とともに細かい手の動きが難しくなるので、手磨きより超音波歯ブラシのほうが食べ物の張り付きと綺麗に落とせます。またSaleem先生達の研究では口腔乾燥を感じていた13名に超音波歯ブラシを使用させた。その結果、試験開始時に比べて1ヵ月後と6ヵ月後には無刺激唾液分泌流量は明白に増加していました。歯周病予防には有効だと思われます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
唾液の分泌が減ると歯周病になる。
- 説明食事療法骨粗鬆症
- 「日本人にはカルシウムが不足しているからもっと乳製品を食べましょう」と言われています。しかし日本人と欧米人のカルシウム摂取量の違いの一番の原因は飲んでいる水が硬水と軟水の違いです。1リットルあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量で、硬度120mg以上が硬水、120mg未満が軟水とされています。 緒方先生の研究では骨粗鬆症を起こす動物にミネラルウォーターを飲ますグループとカルシウムを多く含む食品を食べさせるグループに分け、3ヶ月後の骨密度を比べました。その結果、ミネラルウォーターを飲ませたグループの方が骨密度が上昇していました。以上の結果からヒトの骨粗鬆症発生抑制に重要なカルシウムの摂取形態は固体型(分子型)より液体型(イオン型)の方が血中・骨中カルシウム濃度の維持に有用だと報告しています。つまり、骨粗鬆症に対するカルシウムは食品より飲み物で摂った方が吸収が良いといえます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
日本人がカルシウム不足なのは乳製品が少ないからではなく水が良いから。
- 変形性膝関節症説明
- 手術の大好きな整形外科医の中には「今、人工膝関節置換術しないと手遅れになりますよ」と説明する医師がいますが、その言葉に騙されていけません。人工膝関節は骨を機械に入れ替えるので手遅れはありません。人工関節とよく似た手術で白内障に対する眼内レンズがあります。斉藤先生は白内障の眼内レンズ手術時期としては、白内障そのものが手遅れになることはないため、一般的には患者さんが白内障によって日常生活に支障を感じた場合となります。整形外科医でも「手術をする気になったらいつでも来て下さい」と言ってくれる医師を選びましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
人工膝関節置換術は自分が納得した時期にすれば良い。
- 若い人の整形外科説明食事療法
- 昨日あんなに食べたのに便が少ない。便秘かなと思っても家庭で便を計量器に乗せるわけにはいきませんよね。そこで便器の横に体重計を置き、排便前と後で体重計に乗り、何g減ったか計算してください。200g減っていたら、便はよく出ていると言えます。「便は食べたものの食べカスでできている」と思っている人が多いのですが、実はそれは全体の5~10%に過ぎません。健康な人の便のうち、70%〜80%は水分。次に多いのが剥がれた腸粘膜で10〜15%程度、その次が腸内細菌の死骸で10%程度。残りが消化・吸収されなかった食物繊維などの食べカスといわれています。食品の多くは水分でできています赤身の牛肉でさえ60%は水分、卵黄でも51%は水分です。したがって食べた量と便の量は比例しません。1回200gの排便を目標にしましょう。 便の量が少なければヨーグルトを食べましょう。 Mori先生達は健康女子学生101人の中で81人には2ヶ月間発酵乳飲料を朝食後に毎日100ml飲んでもらい、残りの20人には飲んでもらいませんでした。その結果、発酵乳飲料を飲んだ81人では飲まなかった20人に比べて排便頻度、排便量が有意に増加しました。つまり、腸内細菌が増えると細菌の死骸に押し出されて便の量も増えます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝