貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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入浴中の足趾運動は夜のこむら返りを減らし、正座は膝の痛みを和らげる。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号変形性膝関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
入浴中の足趾運動は夜のこむら返りを減らし、正座は膝の痛みを和らげる。こむら返りとは、ふくらはぎの筋肉が異常に収縮し、激しい痛みを生じる症状です。主な原因は、筋肉の疲労、水分不足、電解質バランスの崩れ、そして体の冷えなどが考えられます。餘目(アマルメ)先生達は糖尿病患者17名に足趾と足関節のストレッチと屈伸運動を取り入れた足趾・足関節運動を6週間連続して入浴中に実施するよう指導しました。その結果、こむら返りの症状の中で「耐え難い痛みがある」,「いつ起こるかわからない不安がある」,「散歩やウォーキングをしたくない」の3項目が起きる確率が明白に減って、苦痛が緩和されました.以上の結果から入浴中の足趾・足関節運動には夜間のこむら返りが起こる確率を減らし、苦痛緩和に効果があると結論しました。 変形性関節症では膝を曲げる可動域を確保することも重要です。膝をしっかり曲げると反対の作用をする筋肉(拮抗筋)である膝を伸ばす筋肉がストレットされ、膝を伸ばす筋力がアップするからです。究極の膝曲げ運動は正座です。でも、年齢の変化で膝の可動域が減ってくると正座は難しいですね。そこで、浴槽の縁につかまりながらゆっくり正座しましょう。そうすれば、膝が温まっているので曲がり易く、お湯の浮力と縁につかまった手でひざにかかる体重は少なくなります。同じ用に膝が伸びにくい人は浴槽の縁に座りながら膝を伸ばしましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

最近の分析法でも骨粗鬆症の人は変形性膝関節症になりにくい。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明骨粗鬆症
昔は太っている人は軟骨に負担がかかるので変形性膝関節症になりやすい。やせている人は軟骨に負担がかかりにくいので変形性膝関節症にはなりにくいが骨が弱くなるので骨粗鬆症になりやすいので変形性膝関節症と骨粗鬆症は逆の病気だと言われていました。しかし、その後、骨粗鬆症になると軟骨の下の骨が弱くなるので変形性膝関節症になりやすいという説がでてきました。Lin先生達は最近の遺伝子研究の成果に基づく「メンデルランダム化」と呼ばれる手法を用いて、変形性膝関節症と骨粗鬆症の関係を調べました。その結果、昔の考えと同じく骨粗鬆症がある人は変形性膝関節症や股関節症になりにくいという関係がありました。肥満もたまにはいいこともありますね。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

女性セブン令和7年6月5日発売号で40頁~と104頁~の2つの記事を掲載。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック筋肉トレーニング説明週刊誌
6月5日発売号の女性セブン整形外科医が明かす「私が絶対にやらない運動」で筋トレはつい「何回こなせるか」ばかりを意識してしまうため、1回ごとのスピードが速くなりやすく、それが筋肉や関節を痛める原因になる。「筋トレをするなら、動かしている筋肉を意識しながら、自分が出せる筋力の8割くらいを心がけ、ゆっくりと動作を行うこと。」などの指摘をさせていただきました。 同じ号の104頁からの「100歳まで生きる!浮力があるから「運動のツラさ」は軽減、なのに「健康効果」はグンとアップ。30秒正座入浴」について解説しました。全国の書店、コンビニで販売中ですよろしければ、ご購入ください。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

顎の下に塗る男性ホルモン(グローミン)は自宅で治療できるので使い易い。

06-6387-4114勃起不全吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック筋肉トレーニング説明骨粗鬆症
顎の下に塗る男性ホルモン(グローミン)は自宅で治療できるので使い易い。LOH 症候群とは、加齢により男性ホルモン(テストステロン)が低下することで起こる、男性の更年期障害を指します。今までは病院に行って週に1回または2週に1回エナルモンデポーという注射を打っていました。しかし、最近、市販薬の男性ホルモンクリーム剤(グローミン)が利用できるようになりました。榎本先生達の研究では37℃保存下では約3ヵ月後も含有率の低下は認められませんでした。グローミンはグローミンの使用方法は、最初に1日2回、2cmずつを塗布し、症状が改善したら1日1回に減らすのが一般的です。陰のうやあご下、腹部など、吸収の良い場所に塗布するのが推奨されます。 骨や筋肉の領域に起こってくる男性更年期の症状としては、骨粗鬆症と筋肉減少症があります。骨粗鬆症は女性ホルモンの分泌が減ってくる閉経前後の女性に多いのですが、男性ホルモン(テストステロン)も女性ホルモンであるエストラジオールに変換され、骨からカルシウムが溶け出すことを防ぎます。このため、テストストロンの分泌が減ってくると男性でも骨粗鬆症が起こってきます。また、男性ホルモンは食品から吸収されたタンパク質を原料に筋肉を造る働きがありますので男性更年期になるとサルコペニア(筋肉減少症)になってきます。逆に男性ホルモンの分泌を回復させてれば、骨粗鬆症も筋肉減少症も回復します。加藤先生達の研究では平均年齢77.8歳の加齢男性性腺機能低下症候群患者さんに1年間男性ホルモン補充療法をおこなった結果、80%の症例で握力と骨塩量が増加した。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

軽いタッチの全身マッサージは膝の痛みを和らげる。

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Perlman 先生達の研究では100名の変形性膝関節症患者さんに軽いタッチの全身マッサージを週に1回1時間行い、残りの100名にはマッサージは行わず膝を機械で温めるなどの通常の物理療法を行いました。その結果、8週間後、マッサージを行わなかった人達と比較して、変形性膝関節症の日常動作に関する重症度指数が大幅に改善しました。しかし、52週後にもマッサージを行わない人より改善していたが、差は広がりませんでした。つまり、軽いタッチの全身マッサージは変形性膝関節症の治療にはならないが,副作用の少ないケアになり、現状を維持できる効果があると考えられました。だから、膝が痛むおじいちゃん、おばあちゃんが家族にいれば時々マッサージをして挙げて下さい。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝