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- 装具説明
- 2本足で歩くヒトは4本足で歩く犬と違って全身の皮膚の面積の1%に過ぎない足底でしか地面と接していません。外反母趾になると隣の趾(手の人差し指に相当)が地面から浮き上がってきて、足の趾で地面を握る力が予約なり転倒しやすくなります。だから、足の趾で物を掴む力を鍛えて外反母趾の進行を予防しましょう。 外反母趾の原因は足の指を動かさなくなったからです。ヒトに進化する前のサルは足で物をしっかり掴むことができました。サルの足の構造は真ん中が高くなった横アーチがあります。ヒトの足でもパッドで横アーチを作れば筋トレが進みます。
外反母趾の進行予防に足の趾を握る力を鍛えよう。
- 肩こり説明
- 神田先生達の研究では頭の後ろに差し込んだ手から頭を浮かせられる時間は肩こりの人は平均50.5土27.4秒であり、肩こりのない人の98.5士66.8秒に比べて明白に短かったです。肩こりの予防には80秒間(50.5+27.4=77.4秒だから)頭を浮かせる訓練をしましょう。 田口先生の解説では心筋梗塞はいつもと違う強い肩こりで起きることも多いです。肩こりの範囲は左の首から胸の前、そして腕の小指側に痛みが走ります。体を動かすと息切れをするのが特徴です。このような肩こりがあれば内科で心電図をとりましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
いつもより強い左側の肩こりは心筋梗塞の初期症状かもしれない。
- 筋肉トレーニング説明骨粗鬆症
- 中年期の骨粗しょう症予防にはジャンプと筋トレが良いです。なぜならば、中年期には筋肉が衰えていくからです。いくらジャンプをして骨密度だけが増えても筋力が衰えて骨にかかる負担が増えれば骨は変形していくからです。腰痛に関連する筋肉であり、サイドブリッジで鍛えられる腰方形筋の容積は女性の場合、20歳代のグループに比べて40歳~59歳のグループでは30%も減っていました。だから、中年期の骨粗鬆症予防にはジャンプとサイドブリッジで筋力訓練をしましょう。 65歳以上では骨粗しょう症による円背を予防することが重要です。そのためには、リュックサックを背負って背筋運動をするのが良いです。ある調査では閉経後女性(平均年齢: 56.8 歳)に対し,背筋の最大筋力の30 %の負荷を背負って行う背筋強化訓練( 1日10回,週5回)を 2年間行ってもらいました。そして10年後に再調査を行ったところこの背筋運動をしなかった人達に比べて背筋力と腰椎骨密度は明白になったおり,椎体骨折発生率は62.8 % に減っていました。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
骨粗鬆症の年代別予防法。
- 説明食事療法
- 大豆の中に多く含まれるビタミンK2には骨に含まれるたんばく質に働きかけ、骨にカルシウムが沈着するのを助け、骨密度を上げ、転倒しても骨折しにくくなります。大豆の加工食品である納豆が嫌いな人は西日本に多いです。そのため、関西,四国,九州、沖縄では関東や東北地方に比べて骨粗鬆症が原因で起こる大腿骨頸部骨折の発生率が高いことが報告されています。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
納豆嫌いな人の多い西日本では骨折が多い。
- 筋肉トレーニング説明
- 元農耕民族と元狩猟民族の差でしょうか、僕が米国に留学していた時は超高齢者がジムで熱心に筋トレしている姿をよく見かけました。すでに1990年代にFiatarone先生達が96歳以上でも鍛えれば筋肉は太くなると報告しました。日本の高齢者も頑張って下さい。 2007年に日本整形外科学会が日本の高齢者の健康に貢献するために提唱したロコモ運動は15年経っても広がりません。川口先生は「学術的な実績が貧困なのに自分は高齢者の健康の担い手であるという自己陶酔に陥っている運動牽引医師は決していないでしょう」(皮肉?)と書いています。実際、ロコモが提唱されてから15年経つのに国民認知率は40%前半で変化しませんが、お手本にしたメタボはすぐに国民認知度90%を超えました。やり方を変えるべきだと僕は思います。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝