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- 変形性膝関節症装具説明
- 「杖をついていると他人から病人扱いされるから嫌」とおっしゃる変形性膝関節症患者さんが多いですが、杖を着くと体の横揺れが減り、膝を外側に押し出す力が減ります。Kemp先生達の研究では杖を使うと膝にかかる負担は平均10%も減りました。見栄は禁物です 杖の長さは身長の何分の1が良いとか骨盤の高さ良いとかいろいろな説があります。しかし、Jones先生達の研究ではどの長さの杖を使っても心拍数の増加から予想される消費エネルギー量に変わりはなかったそうです。杖は自分の好みで使いやすい物を選びましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
膝が痛くなったら好みの杖を使おう
- 変形性膝関節症装具説明
- 診察をしていると膝の痛い患者さんがストッキングのような長いサポーターをしておられますが、あれは膝の曲げ伸ばしでずれてくるので固定力が弱いです。サポーターは膝の周りだけをしっかり固定するベルト型のサポーターを選びましょう スポーツ選手が膝を傷めていなくても膝にサポーターを巻く理由は、膝を締め付ける感覚によって膝に意識が集中し、目で見なくても膝が何度曲がっているかなどの位置覚が鋭くなるからです。同じように高齢者がサポーターを巻くと転倒予防になります 。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
バンテリンのサポーターのような靴下型は変形性膝関節症には効果が少ない。
- 腰痛若い人の整形外科説明
- 前屈みの動作は、思いのほか腰への負担が大きいものです。上体を前に傾けた姿勢で、腰にかかる負担は1・5倍といわれています。前屈みになって床にある物を拾ったり、持ち上げたりする動作は、なるべく避けましょう。 また、重い荷物を持ち上げるときは、自分から荷物の高さまで腰を落として持ち上げるようにしてください。 そして、重い物を手で持って運ぶときは、腕を曲げて荷物を胸にピッタリとつけるようにしましょう。そうすれば、肋骨や胸椎(背骨の胸の部分)にも負荷が分散されます。腕を前に伸ばした状態で重い物を持って歩くと、腰椎にかかる負担が大きくなります。 目線より上にある物を取るときに、腰を反らせて手を伸ばすことも腰痛の原因になります。高い場所にある物を取るときは、腰が反らないよう真っすぐ手を伸ばすようにしてください。 ソファーに座ってリラックスするときは、ついだらしない姿勢になりがちです。ふんぞり返る姿勢は、腰にとって決してよくありません。ソファーでテレビを見るときも、少し腹筋を意識して腹圧を保つよう心がけましょう。 車の運転時に注意したいのは、背もたれから離れてハンドルにしがみつくような姿勢を取ることです。浅く腰かけるとお尻の小さな面で体重を支えることになるので、腰椎にかかる負担が大きくなります。背もたれにお尻がつくように深く腰かけ、お尻全体で体重を支えるようにしましょう。 ひざの上に本を置いた状態で読書すると、ネコ背になるため、腰にかかる負担が大きくなります。机やテーブルの上に本を置き、背すじをピンと伸ばして読む姿勢が、腰にとっては理想的です。 起きるとき 左右どちらかの腰が特に痛むときは、痛いほうの腰を上にして横向きの姿勢になってから起き上がると、動作が楽になります。 朝の洗顔時に腰痛を起こすケースもよくあります。ひざを伸ばしたまま上体を倒して顔を洗う姿勢は、腰への負担が大きくなるからです。前屈みになったときの腰への負担を減らすには、ひざを軽く曲げるとよいでしょう。顔を洗うときも、両ひざを軽く曲げて、上体を前に倒すようにしてください。
腰痛予防日常生活で気をつけること
- 肩こり若い人の整形外科説明
- 肩こりが両方同じぐらいこることは珍しく、どちらかが強くこることが多いです。その理由について國部先生は利き目側の目はよく動くが反対側の目はあまりうごかないからだと述べています。利き目でない目をよく動かすように訓練しましょう。 野原先生達の調査では読書時の平均視距離は33.7cm、スマホによるメール作成時は27.7cmであり、書籍を読む場合に比べ明白に近かった。目は30cm以内で長時間物をみつめると瞳孔が開き、寄り目になり、レンズが厚くなり、目にかかる負担が増えます。離しましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
肩こりが両方同じぐらいこることは珍しく、どちらかが強くこることが多い
- 肩こり説明頸椎
- ディスプレイ作業で首が凝る作業を2つの椅子を重ねて座る曲芸師を例に説明しますと、目つまり曲芸師の足先を安定させるためには首の筋肉つまり曲芸師を支える椅子のアームが安定しなければなりません。目を安定させるには首の筋肉に負担がかかります 森本先生達の研究では頭と親指を左右逆に動かし親指を見る注視安定訓練を3週間行うと頭を傾けた時の体の揺れが減り、動体視力が明白に上がりました。この動きは「あっち向いてホイ」で負けない方向の動きです。つまりあっち向いてホイに負けない訓練を行えばディスプレイ作業での体の揺れが減り首こりを防げる可能性が高いです 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝