戸田整形外科リウマチ科クリニック

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ニュースNews

コウノトリの絶滅を防いだ1羽が37歳で死亡

その時の話題説明
3月4日早朝。61羽の子供を作り、コウノトリの絶滅の危機を防いだ37歳のオスのコウノトリが豊岡市の「兵庫県立コウノトリの郷公園」で死にました。人間の100歳以上に相当するそうですが、残念です。。日本では1971年に野生のコウノトリは絶滅しました。1985年にソ連から今回死んだコウノトリを含めた6羽を輸入し2022年には野外のコウノトリ300羽になりました。性教育にはまだ早い子供には「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」と教えることがありますが、それはコウノトリが春になったら戻ってくる縁起の良い鳥だからだと言われています 一方、電線やフェンスなどに当たって死んでしまう事例も相次いでいますし、兵庫県立コウノトリの郷公園の調査では野生にもどして27日後にウレタンを食べて死亡した例が報告されています。このようなことを防ぐために担当者の方は大変な努力をされています。 しかし、コウノトリといっても鳥ですから人にも感染る感染症を持っています。タイのampa先生立ちは、自然界にはヒト気道上皮細胞内で選択的に複製するコウノトリ由来H5N1ウイルスが存在していると報告しています。お気をつけ下さい. 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

膝以外の関節も痛めば念のためリウマチの気配がないか調べてもらいましょう

変形性膝関節症説明関節リウマチ
全国で関節リウマチの患者さんは80万人ですが、変形性膝関節症の患者さんは3000万人もいて、約38倍です。変形性膝関節症は年齢の変化で起こってくるので治療ではヒアルロン酸を補充しますが、関節リウマチはアトピー性皮膚炎や喘息と同じで自分の軟骨をよそから来た敵と間違えてしまう自己免疫疾患ですので、治療法が異なります。 普通リウマチは手や足から痛くなりますが、初めはひざの痛みだけでも次第に手や足の関節も腫れてきた場合は関節リウマチだとわかる場合も結構ありますので、他の関節も痛めば主治医に相談してください。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

もし、タリウムを飲まされた時にはどうするべきか

その時の話題説明食事療法
京都市の立命館大3年浜野日菜子さんがタリウムを食べたことにより殺害された事件で、不動産経営宮本一希容疑者が殺人容疑で逮捕されました。宮本容疑者は浜野さんの体調急変後、119番しませんでした。タリウムは鼠を殺すメリー猫などの殺鼠剤(さっそ剤)に含まれています。もし、他人にあなたやあなたの家族が毒を飲まされた時にそれがタリウムである特徴は、嘔吐、両脚のだるさと激しい痛み、眼が細かく動くなどという症状です。これらの症状があれば、開業医ではなく病院の救急外来に行き、キレーション療法を受けましょう。 キレーション療法とは、体内から有害なミネラルや老廃物を取り除く治療のことです。血管内に薬剤を点滴して行います。「キレート」とはギリシャ語でカニのハサミを表し、カニが物を挟むように薬剤が重金属と結合するため、「キレート剤」という名前がつけられました。Domenico先生の報告では同一核家族内8名に発症したタリウム中毒が急搬送された時にプルシアンブルーによるキレート療法を行いました。その結果、8名中5名が重篤な中毒ではあったが救命されました。タリウムによる中毒だと思われたら医師に「プルシアンブルーによるキレート療法が効くと聞いたことがあります」と言って助かることもあるかもしれません。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

腰痛に対するマッケンジー体操とウィリアムス体操の美味しいところどり

腰痛説明
腰痛予防には背筋を鍛えるべきだというマッケンジー体操と腹筋を鍛えるべきであるというウィリアム体操があり、どちらが良いのか未だに決着がついていません。ならば、二つの体操の代表を一つずつやれば良いというのが僕の考えです。 まずはマッケンジー体操から一つ。肘を立てて、顔は前を見つめながら、10秒間背筋を収縮させます。次にウィリアム体操から一つ。両手を大腿前面に置き、反動をつけずに、手先が膝に届くまで腹筋を3秒収縮させます。背筋体操も腹筋体操も5回繰り返し、朝と就寝前に行いましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

風呂上がりに自分の足跡を観察してみよう

変形性膝関節症老化説明
お風呂上がりや砂浜でできる自分の足跡が若い頃より切れ込みが少なくなったと感じたことはありませんか? それは年齢の変化や運動不足によって足の裏にある舟状骨という骨が落ち込んできて足の裏のドーム型の形状、つまり土踏まずの高さが低くなってきている証拠です。 最初に踵が地面について最後に爪先で地面を蹴るのが正しい歩き方ですが、変形性膝関節症では足のバネが効かずペタペタ歩くことが多いです。靴の中敷きは、O脚を矯正するだけでなく、足の背の高さを保ち、転倒予防にも役立ちます。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝