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- 06-6387-4114吹田市豊津町14番1号変形性膝関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
- Metsavaht先生達は42 人の変形性膝関節症の患者にヒアルロン酸か生理食塩水注射 (プラセボ) のいずれかを打ちました。治療前と治療後1週間に分析をしました。その結果、ヒアルロン酸を打った患者さんでは生理食塩水を打った患者さんに比べて、膝最大伸展角度が上昇し、膝最大屈曲角度が低下していました。つまり、ヒアルロン酸を打つことによって歩き方が正常の人に近づいていました。その理由はヒアルロン酸は粘い液なので潤滑油になるからだと考えられます。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
ヒアルロン酸関節内注射で歩様が改善する。
- 06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明骨粗鬆症
骨粗鬆症の人口は,男性300万人,女性980万人であり,男性より女性の方がなりやすい病気です.睡眠障害も高齢者の4人に1人が悩まされており、加齢に伴う睡眠障害の訴えは男性より女性に多いです。つまり骨粗鬆症・睡眠障害ともに女性に多いです。岡先生達の研究では高齢女性162人を対象に睡眠時間と骨密度の関係を調べました。その結果、睡眠時間が5時間未満の群では骨密度が有意に低下していました。また.睡眠の質は,5時間未満の人では低く,5時間以上の人では高かったです。 骨はショートケーキのように真ん中のスポンジ(海綿骨)とその周りを取り囲むクリーム(皮質骨)でできています。皮質骨は固く、卵の殻のようであり、強い衝撃にも耐えられるようになっています。腰椎は海綿骨が多く、皮質骨が少ないですが、強い衝撃の加わりやすい大腿骨頸部は皮質骨が多いです。Niimi先生達の調査では副甲状腺ホルモンであるテリパラチドによる治療では12ヶ月後の骨密度は腰椎では平均は11.9%も増えましたが、大腿骨頸部ではたった0.4%しか増えませんでした。やはり転倒骨折予防のためには十分な睡眠と筋トレで股関節周囲の筋肉を厚くすることです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
睡眠時間が5時間未満の女性は骨密度が低い。
- 06-6387-4114その時の話題吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック未分類説明
- 2025年5月17日国際ロータリークラブ2660地区主催エキスポフェスタで京都大学名誉教授の鎌田先生の講演を聞きました。その結果、①南海トラフ巨大地震はほぼ確実に2030年代に襲ってくる、②その災害規模は東日本大震災より1ケタ大きい。また富士山の大噴火は南海トラフの直後に起こるおそれがあります。そうなれば西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し、国家的な危機に陥ります。 では、南海トラフに対してわれわれはどうすれば良いでしょうか?鎌田先生はライフラインの整備など、個人ではどうすることもできなくて、国や自治体にがんばってほしいこともたくさんあります。それでもやはり最終的には「個人」ですと述べています。南海トラフ巨大地震では日本国民1億2500万人のうちの6800万人が被災すると予測されています。個人では津波が起こった時のために逃げる高台やビルを決めておく。水や食料、医薬品、簡易トイレなどの備蓄が大事ですし、自宅の耐震補強をしておくこともできます。自分が助かる、家族が助かる、親戚が助かる。みんながそう思ったら、結局、それで6800万人が助かるんです。だから、みんなが南海トラフが起こるかもしれないことを頭の片隅においておくことが大事だと思います。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
南海トラフが起こるかもしれないことを頭の片隅においておくことで6800万人が助かる。
- 06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック筋肉トレーニング説明
- 全身の血流を良くするためのふくらはぎの筋肉を収縮させたり、伸ばしたりする運動はどこでもできます。例えば、電車での通勤途中に1分間ずつ3回爪先立ちすればふくらはぎの筋肉が縮み筋トレになります。壁を見つけたら壁を手で押しながら片足を後ろに伸ばしてアキレス腱を10秒間引き伸ばす運動を左右交互に3回すれば、ふくらはぎの筋肉のストレッチになります。こうした日常の運動によって下半身の血流が良くなり冷え性などが改善されることが多いです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
血流改善のため寝転がって足首の抵抗運動をしよう。
- 06-6387-4114吹田市豊津町14番1号戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック腰痛説明
- 腰部脊柱管狭窄症とは腰の部分で骨の配列が乱れることによって腰痛と脚全体への痛みやシビレがでる状態です。脊柱管狭窄症の治療では手術をする前に外来診察で仙骨裂孔から硬膜外に向けて薬液を注入する治療が行われます。門田先生達の報告では硬膜外ブロックを週1回、4度の硬膜外ブロックを行うと3ヶ月後には治療が効果が優秀または良好であった症例は176例中76例、つまり43%で脚の痛みが楽になっていたそうです。よく効いた症例はあまり効かなかった症例に比べて罹病期間が短かかったです。だから、早い段階で注射を怖がらず硬膜外ブロックを受けた方が良いと僕は思います。 特に腰椎の圧迫骨折には注意しなければなりません。今村先生の解説では高齢者の脊柱管狭窄症では椎体骨折が隠れていることもある。初回の単純レントゲン写真では骨折が無くても,経時的に圧潰を認め,後に椎体骨折が判明することも多いです。だから「こんなに痛いのが続くのなら手術して欲しい」と思わずにせめて3ヶ月は様子を見た方が良いです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝