貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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腰椎分離症予防にジャックナイフストレッチ

腰痛若い人の整形外科説明
小さい時からサッカーをして腰を捻じる動作をされていると第5腰椎と背骨を繋いでいる骨の一部に離れてしまうことがあります。狭い範囲にズキッと響く痛みが特徴的で分離高位の腰椎に叩打痛、圧痛を認める場合があります。安静時は痛みがないこともあるため、発症に気づかないケースも少なくありません。 予防法はしゃがみこみ姿勢から足首を持った立ち上がるジャックナイフストレッチだと言われています。分離症の痛みの特徴は狭い範囲にズキッと響く痛みが特徴的ですが、安静時は痛みがないこともあるため、発症に気づかないケースも少なくありません すでに痛みがでている場合は腰の回転を抑えるために二重目のベルトを後ろで引っ張るコルセットが有効です。立ち上がる時には腰椎への負荷を減らすために骨盤を回転させるために物につかまりながらお尻を突き出すようにして立ち上がりましょう。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

育児中にはホルモンバランスの乱れから関節炎になり易い

若い人の整形外科説明
女性ホルモンは骨や軟骨に栄養を与えるために重要な働きをしていますが、出産すると女性ホルモンの分泌が急に減るので全身の関節にいろいろな症状がでてきます。また、お子さんをだっこする機会が増えるので関節に負担がかかり、痛みが出てきます。 治療法としては授乳中であるため、全身を巡る飲む薬は止めて、局所に炎症を和らげる注射と湿布で様子をみましょう。念のためリウマチの気配がないか採血しましょう 授乳中であるため、女性ホルモンの成分であるステロイドを少量補充しましょう。ステロイドと聞くと皮膚が薄くなるとか白内障になるとか怖い薬のようなイメージがありますが、女性ホルモンの材料ともなる元々体の中にある物質ですから授乳中でも安全な薬です

アキレス付着部は血流が少ないので炎症を起こす物質が溜まりやすい

若い人の整形外科説明食事療法
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉の先が細くなって踵の骨についている部分です。足を下に蹴り出す時に働く腱であり、この腱が炎症を起こすと爪先立ちをすると痛みがでます。 アキレス腱付着部炎の原因は、ただの使い過ぎで起こることもあれば、食生活の偏りなどにより痛風の原因である尿酸やコレステロールの塊が血流の少ないアキレス腱の着いている部分に溜まって起こることや、関節リウマチで起こることがあります。 アキレス腱が痛むまま歩いていると他の関節にも負担がかかるので、一瞬チクッとするだけですので炎症を和らげるような注射をしましょう。血液検査をして、例えば痛風の原因である尿酸が高ければ尿酸を下げる薬を飲みましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

5人1人に足の内側に出っ張りがあり、足が疲れやすい

若い人の整形外科装具説明
成長の過程で一つにまとまるはずの足の舟状骨が二つにわかれて出っ張ることがあります。松田先生による何の症状のない人でも人口の15~20%がこの出っ張りがありますので病気とはいえませんが、この骨を外脛骨といいます。外脛骨のある人は後脛骨筋に引っ張られるため扁平足の人がほとんどです。 外脛骨があると足が内側に傾き、土踏まずによるバネの効果があまり働かないため長時間歩いたあとなどに痛みがでてきます。この状態を有痛性外脛骨といいます。 有痛性外脛骨になったら、土踏まず支え(つまりアーチパッド)を使って足の裏の内側にかかる力を和らげましょう。また、扁平足の人は足が疲れやすいのでアーチパッドを初めからつけておくのも一つの方法だと思います。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

老化の原因は炎症の繰り返し。だから炎症を和らげるような食品を食べよう

老化説明食事療法
Miyata先生達(Proc Natl Acad Sci 31;118:e2025647118. Doi,2021)の研究では加齢に伴い体内に蓄積した老化細胞はさまざまな炎症性タンパク質を分泌し、細胞老化随伴分泌現象をおこすことで、周囲の組織に炎症や発がんを促すことがわかりました。だから、高齢者になってからは炎症を抑えることが老化を防ぐことに大事です。 炎症は新生血管の増加といって老化して血管壁が弱くなった毛細血管(新生血管の増生)が増えることによって炎症性タンパクが周囲に漏れ出ることでも悪化します。例えば、糖尿病などで目の表面に新生血管ができると目が炎症を起こして充血してきます。すると目の膜が老化してきます。老化した膜には新生血管ができやすくなり、また炎症が起こります。 不完全な毛細血管の新生を抑えてくれるのがアブラナ科の野菜に多いスルフォラファンです。スルフォラハンはブロッコリー(特に新芽のスプラウト)、•白菜、•大根、•キャベツ、•カリフラワー、•ケール、•菜の花、•芽キャベツなどに多く含まれています。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝