ニュースNews
- 変形性膝関節症筋肉トレーニング説明
- 尾ノ井先生の研究では股-膝-足関節角度は足関節の傾きと比例しました。矯正するには人工膝関節全置換術が良いのですが、手術はしたくないですよね。足首への負担を減らす時には歩く時に膝を内側に入れるようにしてX脚で足運びをするようにして変形性膝関節症の進行を防ぎましょう。 変形性膝関節症では朝起きた時や長時間座った後に立ち上がるのがつらいという症状が特徴的です。僕たちの研究では、壁もたれスクワットは他の症状に比べて椅子から立ち上がる時に痛みが著名に改善しました。その理由は大腿四頭筋とハムストリングスが一緒に鍛えられるからだと考えます。壁持たれクスワットでは膝を閉じたり開いたりするので内ももの筋肉が強くなりО脚予防にもなります。 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
О脚で歩いていると反対側の足首を傷める。
- その時の話題説明食事療法
- 笑福亭笑瓶さんが66歳でなくなりました。死因は大動脈解離でした。加藤茶さんは63歳の時に、石原裕次郎さんは47歳の時に大動脈解離になりました。大動脈解離は血圧の乱高下で起こってきやすいです。坪田先生達の調査では、血圧を気にしていない人は65歳以下の人で職業を持っている人に多かったです。特に、お酒を飲んだ後2時間はお風呂に入るのは止めましょう。なぜなら、お酒を飲むと血圧が下がり、お風呂に入ると血圧が上がり、乱高下し、心臓や大動脈に負担をかけるからです。 前の話と矛盾するようですが、お風呂は夜に入った方が効果的です。血圧は朝に上がってきます。だから、脳梗塞や心筋梗塞を明け方に発症する人が多く、梗塞の原因の一つは夜中に血圧が下がらないからです。そこで、夜はお風呂で体を温めてから寝ることで、適切に血圧を下げて、血管を守りましょう。またお酒を飲んでお風呂に入いらなかった翌日は寝起きではなく起きてしばらくしてから入浴しましょう。湯田先生達の解説では朝起きる前は心臓の交感神経が興奮するために血圧上昇が起こるので目覚めた時に部屋を明るくすることによって血圧上昇が抑制できると述べています。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
働き盛りの時から血圧に興味を持とう!
- 若い人の整形外科装具説明
- 長時間歩いたり走ったり、また自分の足に合っていない靴や履き慣れない靴で歩くと足の外側のクルブシの周囲や足の小指の付け根が痛くなってきます。この状態を第3腓骨筋腱炎といいます その原因は足が外側に傾くことが多く外揺れを防ぐ筋肉である第三腓骨筋の付いている足の外側が痛くなります。対処法は足の内側に体重を移動させるため足首から吊り下げる形の2つのパッドの付いた土踏まず支えを着けましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
足の外側が痛くなる腓骨筋腱炎
- 変形性膝関節症筋肉トレーニング説明
- 「最近、運動不足だからエレベーターを止めて階段を下りよう」と思うことは膝を傷める原因となります。階段を下りる時に伸ばした膝を56°曲げた時には膝のお皿の裏の軟骨への圧力が加わり膝の痛みが起きることがあります。階段を下りる運動をするぐらいならその場で太ももを水平になる足踏みを2分間連続で行った方が良いです。ただし、階段を登るのは膝にかかる負担は少ないです 膝のお皿の軟骨に負担がかかると軟骨の破片がひっかかり炎症が起こってきます。風邪をひいたときに鼻水がたまるのと同じように、炎症が起こると関節包の中の関節液が増え、関節包は膨張し、その膨張する力がひざの激しい痛みの原因になります。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
階段上りは筋トレになるが、下りのし過ぎは膝を傷める
- 腰痛若い人の整形外科説明
- 立ち上がる時に「よっこいしょ」と言うと「年寄りくさい」とバカにされますよね。でも、ある研究では、健康な男性10 名(平均年齢21.9)高さの台からの立ち上がり動作を,かけ声有りとかけ声なしの時に行ってもらいました 筋肉の活動は右側の腰の背筋(腰部脊柱起立筋),太ももの外側の筋肉(外側広筋)とスネの前の筋肉(前脛骨筋)の3つ筋肉で測りました。その結果、掛け声ありでは掛け声なしに比べて、3つの筋肉がほぼ同時に活動を始めました。つまり、立ち上がる時に腰の筋肉だけに負担がかからず、太ももやふくらはぎの筋肉も協調的に働いてくれるのでギックリ腰が防げると考えられました。 また、思いきり物を引っ張る時にも掛け声をかえた方が得です。ある研究では、健常な男性12人に肘を力一杯曲げる動作と伸ばす動作を①息を大きく吸ってから呼く時、②息を大きく呼いてから吸う時、③息を大きく吸って止めた時、④息を吸いながら掛け声を出した時に行ってもらいました。その結果、掛け声を発した時が一番筋力が強くなっており、12%もアップしました。その理由は、掛け声を発することによって、脳が発する「これぐらいにしておいた方が良い」抑止力が排除され、筋力の心理的限界が生理的限界に接近したためだとかんがえられています。ちなみに、日本語のよっこいしょにあたる英語でHeave ho! … 「ヒーブホー」と言います。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝