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- その時の話題筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
- 暑いですね。猛暑に勝つためには暑熱順化(暑さに体が順応する)が重要です。暑さに順応するには皮膚表面から熱を逃がすために早く汗をかく体質になることが効果的です。汗をかくためには大きな筋肉を動かすのがてっとり早いです。 人体で一番大きな筋肉(筋群)は脊柱起立筋、いわゆる背筋です。うつ伏せになって手と足を伸ばしたまま体を反らす運動を50回すれば、冷房の効いた部屋でも汗がにじみでてくるのがわかります。背筋を鍛えると腰痛予防にもなります。 しかし、汗をかくことによって、ナトリウムとビタミンB1が汗とともに体内から喪失されますビタミンB1を多く含む食品としては豚肉とゴマがあります。 夏場はできるだけ豚のもも肉やハムやゴマを食べるようにしています また大豆にもビタミンB1が多く含まれますし、味噌にはナトリウムが多く含まれます。したがって、ナトリウムとビタミンB1を両方摂取するために味噌汁をよく飲むようにしましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
猛暑に勝つためには冷房の効いた部屋で大きな筋肉を動かすのが効果的。
- 肩こり若い人の整形外科説明
- 「注射は絶対嫌!」という方が時々います。それは小学校の時の予防注射が痛かったからでしょう。でも子供の時に比べて注射の痛みに対するセンサーは減っていますので昔ほど痛くありません。注射していないで筋肉の縮みを放っていると筋力が低下します。 こっている筋肉に打つ注射をトリガーポイント注射といいます。これは単なる痛み止めの注射ではありません。筋肉の緊張を和らげることによって、血液の流れを良くする働きがあります。つまり、ストレッチ体操と同じような効果があるので一緒にしましょう.解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
注射はとても痛いという子供の時の悪い記憶は捨てよう!
- 肩こり腰痛若い人の整形外科説明
- ストレッチをする時の注意事項はまず反対側に反るなどの反動はやめましょう。1つの動作は20秒を以内にしましょう。なぜなら筋肉の付け根には腱がある。筋肉が持続的に引き伸ばされると腱の中にあるゴルジ器官が働き、筋肉の緊張が低下するからです。 「私は体が固いからストレッチは苦手」とおっしゃる方、ストレッチはあまり伸びなくでもその人が気持ちの良い範囲内ですれば効果的です。筋肉を伸ばすことによって、筋肉が縮みやすくし、筋肉を太くするのでストレッチは気持ちの良いだけでなく筋トレになります。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
ストレッチは反動をつけずに20秒以内で心地よい回数で終わろう
- 腰痛若い人の整形外科説明
- 腰の骨と骨との間の椎間板は線維輪という同心円でできています。10歳代の頃の線維輪は88%が水分ですが、20歳を過ぎたころからドンドン減って弾力を失います。このため椎間板ヘルニアは20歳代でも起きてきます。労働寿命は本来20歳だったのかも? 同じように膝の痛みにも40歳注意しましょう。40歳より若い人は膝を突くような膝を深く曲げる作業をしても胴体(体幹)の筋肉でカバーできるから作業時間が短くてすみます。だからあまり膝が痛くなりませんが、40歳以上では膝突き作業はできるだけ短くするか小さな座椅子を使いましょう. 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
20歳を過ぎれば椎間板ヘルニア、40歳を過ぎれば膝痛に注意
- 変形性膝関節症筋肉トレーニング説明
- 年齢の変化による軟骨のすり減りは運動で防げます。診察をしていると変形性膝関節症の患者さんから「運動はどのくらいの期間続ければ良いですか?」と聞かれることがありますが、その時の僕は「少しずつで良いのでできるだけ長く続けて下さい」と答えます。黒澤先生達の調査では変形性膝関節症の患者さんに3年以上家庭で筋トレしてもらいました。継続期間の平均は約5年であり、レントゲン写真で診た骨と骨の隙間は殆どの人で変化なしでした。 また、宮口先生の解説では大腿四頭筋の筋トレは筋力増強だけではなく、ヒアルロン酸の粘り気を増加させ関節の動きもスムーズにします。ヒアルロン酸の役割の一つは潤滑油として関節液に粘り気をつけることです。筋トレして関節を速く動かすとはヒアルロン酸分子が重なりあい、分子量が増え、粘り気が増します。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝