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- 未分類説明
- 手の働きの中で最も大事なのはpinch(つまむ)です。関節リウマチやヘバーデン結節などの年齢の変化で指が変形してきてつまむ動作ができなくなると日常生活が不便になります。ご家族にそのような方がおられれば自助具をプレゼントしましょう。 関節リウマチや硬い物を噛まなくなったことによる顎関節症による痛みにもエコーを見ながら関節内注射を打つと効果があります。注射を打つ時には浅側頭動脈を傷つける可能性がありますので注射経験の多い医師を選びましょう。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
顎関節症に対してもエコーを見ながら関節内ステロイド注射ができる
- スポーツ若い人の整形外科説明
- 今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました。前回の続きです。カタールワールドカップは登録メンバー人数が23名から26名に増えた、選手交代人数も2から3へ 3から5へとルール上明確に増えたとご説明しました。↓しかしそもそもサッカーの選手数はどうして11名なんでしょうか?バスケットボールの5人、ラグビーの15人みたいにキリが良くありません。ま、野球の9人やハンドボールの7人もですけどね。 実ははっきり分かっていません。↓昔々のサッカーはボールを使いつつも街同士の乱闘に近いイメージで、広場の広さや参加者の年齢層などで人数を決めていたそうです。↓現在でもサッカーのピッチの広さにはかなりの差異が認められていて、国際マッチの場合、縦横ともに10mの違いまで認められています。↓システムにも4-3-3などバリエーションが豊かな歴史があります。一体なぜ11人なんでしょう? 子供の頃に読んだ雑誌の記事の中で、ある記者がこんな事をおっしゃっていました。「人間が1つの眼で認識できる人数は4人らしい、という事は主審1人・線審2人の合計6つの眼球で認識できる人数が24人、あと自分以外の審判を認識する必要があるから選手は両チームで22人、だから1チーム11人となった」と。私はこれをずっと信じていました。選手としても監督としても頂点を極めたヨハン・クライフ氏が「次のプレーとして4つの引き出しを瞬時に描ければ立派だ」とおっしゃっていたからです。↓↓でもこの記者のご意見はガセだったとか…、チャンチャン! 今小学生年代のサッカーは8人制が主流です。昔々に戻ったんでしょうかね? 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
サッカーはなぜ中途半端な11人?
- 変形性膝関節症若い人の整形外科説明
- ムスリムは、メッカの方向に1日5回膝を深く曲げ礼拝を行います。ある研究者はこの礼拝のおかげでムスリムは仏教徒に比べて変形性膝関節症になる確率が低いと述べています。つまり変形性膝関節症の予防には膝をよく動かすことも有効です でもサポーターを着けていると膝が深く曲げられないという方がいるかもしれません。たしかに巻く 形のサポーターの欠点は着けたまま膝を深く曲げるとサポーターに内側に深いシワができて皮膚に食い込み痛くなるため、いちいちサポーターがはずす必要がある点です。シワができないようにするためには内側にスポンジを貼ると良いです。今は初めからスポンジの着いたサポーターもあるのでお試し下さい 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
変形性膝関節症の方はサポーターを着けて膝を深く曲げよう
- 若い人の整形外科説明
- 足の裏にはバネの目的で踵から足の指にかけて足底筋膜という膜が張っています。この膜に炎症が起こると足の裏や踵が痛くなってきます。対処法はバネ効果を補助するため足首から吊り下げる形の2つのパッドの付いた土踏まず支えを着けましょう 長時間歩いたり走ったりすると足が外側に傾くことが多く外揺れを防ぐ筋肉である第三腓骨筋の付いている足の外側が痛くなります。対処法は同じく足の内側に体重を移動させるため足首から吊り下げる形の2つのパッドの付いた土踏まず支えを着けましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
足の裏が痛くなるのが足底筋膜炎、足の外側が痛くなるのが第三腓骨筋腱炎
- スポーツ若い人の整形外科説明
- 今回も関西医療大学の増田先生に教えてもらいました。↓カタールワールドカップに出場する日本代表メンバーが発表されました。新型コロナ禍の影響で、人数が23から26まで拡大されました。↓「なぜ彼が選ばれない?」「どうして奴なんか選んだんだ?」という意見?愚痴?はキリがありませんので、ここでは選手交代についてお話しします。 実はサッカーでは1953年までは選手交代が認められていませんでした。コンタクトスポーツであるサッカーには負傷がつきものですが、怪我人が出ますと10人vs 11人みたいに数的不利を強いられていたのです。となると退場にならない範囲で相手の中心選手を痛めつける…という流れがどうしても現れます。そこで1953年ようやく『負傷が原因の場合に限って』2名まで選手交代が認められる様になりました。 『戦術的』選手交代は1995年になってようやくようやく認められました。人数も3名に増えました。さて今年の7月1日からは交代人数が5名までと明確にルールに記載される様になりました。交代の回数はハーフタイムを除いて3回までとなっています。ルールが変わるのにどうしてこんなに時間がかかって面倒なのか?とお感じの方も多いでしょう。それだけ世界中で行われているスポーツである証かも知れません。監督の采配も勝敗を大きく左右します。我らが日本代表も頑張って頂きたいものです。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝