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- 筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
- Kim先生達は装具装着と足趾を広げる運動を8週間一緒にした外反母趾患者さんではレントゲン写真で評価したジッとしている時の親指の角度と運動している時の親指の角度が明白に減り、エコーで評価した外転筋の断面領域が明白に増えましたが、装具を装着しただけで運動を一緒にしなかった患者さんでは変化はなかったと報告しました(Kim MH, et al.J Phys Ther Sci. 2015 Apr;27(4):1019-22.)。このように外反母趾には装具に訓練を一緒にすることが外反母趾には効果的です。装具任せにしても治りません。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
外反母趾は装具を着けているだけでは治らない。自分で訓練もする!
- 筋肉トレーニング老化説明
- 足の趾を握る力が無くなると転倒しやすくなります。特にお年寄が転倒すると骨折し、寝たきりの原因となることがあります。Fujii先生達は足の趾を握る力は魚の目や爪変形などのケアを受け5本指の靴下装着した高齢者では何もしなかった高齢者に比べて明白に強くなったと報告していますFujii K: Nurs Open. 6:1372-1380,2019)。だから、おじいちゃんおばあちゃんの足の爪を手入れしてあげ、5本指靴下をプレゼントすることは良い孝行になります。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
足爪の手入れと五本指靴下は趾の筋力強化に役立つ
- 老化説明
- 足の変形としては外反母趾が最も多いと思いがちですが、65歳の人では外反母趾より浮き趾の人の方が多いです。弓岡先生達は65歳以上地域住民217名の足の変形を調査しました。その結果、浮き趾有りが137名(63.1%),外反母趾有りが84名(38.7%)でした(弓岡まみ他.ヘルスプロモーション理学療法研究 .7: 79-83,2017)。長年靴を履いていると段々足先が狭められ、趾先が地面から浮いてくるのでしょう。足の趾が地面に着いていないと転倒し、骨折しやすくなります。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
高齢者の6割は足の指が地面に着いていない
- 肩こり説明頸椎
- Alpayci先生達は、患者の頚部筋の筋力低下や頚部屈筋と伸筋力のバランスの悪さをストレートネックの人と健常の人で比較しました(Alpayci M, et al. Clin Biomech (Bristol, Avon). 2016 Mar;33:98-102.)。 その結果、ストレートネックの人はそうでない人に比べて、頚部筋力特に伸筋筋力が低下していたました。その理由は首の骨のならびにたわみがなくなると頭の重みを支える筋力が弱くなるからです。そうなればさらに首が痛くなるという悪循環が生じますので、ストレートネックの人は特に頭を後ろに反らす筋力を鍛えましょう。 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
ストレートネックの人は頭を後ろに反らす筋力を鍛えましょう。
- 説明頸椎
- 砂埃の多いところや毒ガスを吸わないようにするためでしょうか?陸軍の兵隊さんが首と口を覆うような真っ直ぐな布を着けているのを映画などでみます。あれをミリタリーネックと呼ぶので、頸椎が真っ直ぐになったストレートネックを英語圏ではミリタリーネック(陸軍首)と呼ぶことがあります。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝