ニュースNews
- スポーツ説明
- 日本では、和式のトイレがへりましたが、ネパールやインドにバス旅行するとアジアン・スクワット・トイレットしかないそうです。日本の小中学生 54000人を対象として実施された運動器検診では,全体の約10 %の児童および生徒がしやがみこみ動作が不可能だったそうです(帖佐悦男: Jpn J Rehabil Med, 55 : 9ー13,2018)。しゃがみこみができないのは股関節を外側に開く筋肉が短くなっていることが多いので、股関節と膝をまげて反対側の足首を太腿の上に乗せ反対側の太腿を体に引き寄せるストレッチが効果的です(田城翼ほか理学療法科学.33: 935-940,2018)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
しゃがみこみができないなら太腿を抱え込みましょう
- 筋肉トレーニング説明
- マッサージというと筋肉の走行に平行に揉んでいくのが一般的です。でも、深部横断マッサージは5 分から15分かけて徐々に圧を強めていき.腱や靭帯, 筋線維に対して直角に行い、周囲の血行を改善するマッサージです。深部横断マッサージは伸ばした筋肉と反対の働きのある筋肉を縮めることない体にかかる負担の少ないマッサージだったそうです。(新井龍一ほか理学療法科学 .33: 921-927,2018)。僕も受けたことはありませんが、一度体験したいです。.論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
深部横断マッサージは反対の作用の筋肉に影響を与えない
- 腰痛説明
- 末廣先生達の研究では何度も腰痛を起こす人と腰痛のない人に腹ばいになってもらい脚を後ろに伸ばしてもらった時の筋電図を計測しました。その結果、腰痛のある人では股関節を伸ばす大殿筋というお尻の筋肉の活動が弱かったそうです(末廣忠延ほか:ヘルスプロモーション理学療法研究.8: 29-33,2018)。その理由はお尻の筋肉が弱くなると骨盤がグラつきまた腰痛が起こりやすいからだそうです。だから何度も腰痛を起こす人は腹ばいになって脚を後ろに蹴り上げる筋トレをしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
何度も腰痛を起こす人は股関節を伸ばすお尻の筋肉が弱い
- 腰痛説明
- 藍澤先生らは腰痛などの患者さん8名に「よーい、スタート」の合図で肩を真上になるまで寝返りを早く行ってもらいました(藍澤政穂ほか:Journal of Japan New Meridian Medicine.4: 101-108,2015.)。その結果、平均寝返り時間は、標準布団で5.30秒、寝返り促進布団(硬質ボードを挟み込んだ布団)で3.75秒であり、 寝返り促進布団では、標準布団に比して、29.3 %寝返り時間が短くなりました。寝返りがしにくいと腰痛の原因になるので柔らかい布団には少し固めのマットを挟み込みましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
布団の間に硬質ボードを挟み込むと腰痛患者の1回の寝返り時間が29.3%短縮する
- 変形性膝関節症説明
- 田中先生らの研究では高さ40cm 台と20cm台から3種類のスピード(普通。遅く・速く) で立ち上がりをした時のひざと背骨の角度を測定しました(田中幸子ほか:理学療法の臨床と研究.17:19-23,2008.)。その結果、3種類のスピードにおいて,椅子の高さが低くなると体幹の前屈・膝関節の屈曲が深まることが分かりました。つまり、低い椅子はひざや腰に負担をかけやすいと考えられます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝