ニュースNews
- スポーツ説明
- 毎日忙しくしておられる方の中には夜にウォーキングやジョギングをやっておられる方もいますが、できれば、朝行った方が良いです。なぜなら、1日を元気に過ごすために必要なセロトニンというホルモンは日光と有酸素運動によって分泌されるからです。小西先生らの解説では、セロトニンの分泌量を増加させるためには、「歩行、咀嚼、呼吸などのリズム性運動行う。歩行はメリハリをつけ、少し息があがるくらいの早足で一歩ずつ踏みしめて歩く。」ことが良いそうです(小西正良: 大阪河崎リハビリテーション大学紀要.5: 11-20,2011)お忙しい方は少し早く家を出て、一つ手前の駅で降りられてウォーキングされてはいかがでしょうか?論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
ストレス解消ホルモンは朝日とウォーキングで分泌される。
- ダイエット説明
- 骨折の予防には勿論、カルシウムとビタミンDの豊富な低脂肪の乳製品、魚類を沢山食べることが重要です。しかし、廣田先生らは、乳製品や魚類に加えて、骨や血管の原料であるコラーゲンを壊すホモシステインが高くならないように、葉酸やビタミンB6,12の多い貝類やレバーをとることが重要だと解説されています(廣田孝子;.Clinical Calcium.21: 730-736,2011.)。ちなみにビタミンB12の多い食品はしじみ、赤貝、すじこ、いわし、さんまです。ビタミンB6の多い食品はにんにく、レバー、まぐろ。葉酸の多い食品:レバー、海藻です。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
骨の原料であるコラーゲンを守るためにレバーや貝類も食べよう
- 腰痛説明
- 最近は駐車場のあるコンビニエンスストアーが増え、買い物に行く時にも全く歩かずすむことが多くなりました。しかし、今から25年も前の研究ですが、辻先生らは車のエンジンと同じ11Hzの振動では椎間板の弾性率は最小となり最も変形しやすいと警告を発しておられました(辻陽雄ほか:日本災害医学会会誌.40: 81-87,1992.)。特に腰痛持ちの方は長時間の運転は避けられた方が良いと思います。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
長時間車を運転していると振動で椎間板が傷つきやすい
- 筋肉トレーニング説明
- ハーバード大学のSun博士らは、30~55歳の女性1万3535人に対して、調査開始時と9年後に歩行速度を調査し、その時の歩行速度と70歳になった時の健康状態の関連を調べました(Sun Q, et. Al:Arch Intern Med. 25:194-201,2010.)。歩行速度が時速3.2km未満のゆっくり歩きの人を「1」とした場合、時速3.2~4.8kmの普通のスピードで歩く人は「1.9」倍、時速4.8km以上のやや早歩きで歩くことができる人に至っては「2.68」倍、健康寿命が長かったという結果になりました。健康寿命とは、がんや糖尿病、心臓疾患や脳疾患などの大きな病気にかからずに、認知障害もなく健康な状態でいられる率のことだから、若い間から少し早めに歩いた方が老後幸福になれるかもしれませんね。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
早く歩ける女性の方は健康寿命が長い
- 筋肉トレーニング説明
- 女性ホルモンであるエストロゲンには、筋肉の中の脂肪を代謝し、肥満を抑制する作用があります(柳瀬敏彦:日本老年医学会雑誌.42:633-635,2005.11)。逆に代田先生の研究では卵巣を取り除いたラットにエストロゲンを注射しながら運動をさせると筋肉量が維持されました(代田 琢彦:体力科学.45: 171-178,1996)。更年期になって、エストロゲンの分泌が減ってくると、月経が不順になると同時に女性の筋肉は霜降りになってきます。だから、月経が不順になった頃からこそ、筋トレをしなければ、どんどん体型が変わってきます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝