貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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睡眠薬は年齢によって使い分けた方が良い。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号土曜日午後診察戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
現在日本ではうつ病は生涯に約15人に1人が発症する一般的な病気です。うつ病では、不眠の症状が併存しやすく、うつ病患者の8割以上が不眠の症状を経験しています。このためベンゾジアゼピン系睡眠薬(商品名デパスなど)が処方されます。しかし、加藤先生達が指摘しているようにベンゾジアゼピン系睡眠薬(商品名デパスなど)はふらつきによる転倒のリスクが高く,特に高齢者では転倒骨折の原因となります。その点レンボレキサント(商品名デエビゴ)では睡眠薬による転倒が少なく、うつ病や高齢者にはお薦めの睡眠薬です しかし、逆に深い睡眠を得ることが困難であり、浅い睡眠(レム睡眠)の割合が多くなり、夢を見やすくなります。嫌なできごとを体験して眠れない患者さんが服用すると悪夢を見やすくなります。僕はストレスが多いせいかデエビゴを飲むとすぐに悪夢を見るので、飲まないようにしています。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

真空採血は医療従事者にとっては良いが、患者さんにとっては良いのか?

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真空採血とは試験管の中が真空になっているので、採血の時に針が血管の中に入っていれば、勝手に試験管に入っていく方法です。最近の医師や看護師さんは血液に触れて自分が患者さんから病気をもらう危険性をへらすために真空採血を行う人が多いです。しかし、河野先生が指摘しているように真空管のゴムの部分が緩んでいたりする製品の不具合によって血液が上手く入ってこない時、医療従事者は針先を前に進めて、正中神経という神経を傷つけてしまう採血時正中神経損傷を起こすことが稀にあります。正中神経麻痺が起きると親指、人差し指、中指の先がしびれてきます。だから、僕は患者さんのためには従来の注射器を使って手で引く方法の方が良いと思います.解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

膝サポーターは履くタイプよりも巻くタイプの方が膝の後ろが締め付けられない。

06-6387-4114ウォーキング吹田市豊津町14番1号土曜日午後診察変形性膝関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック装具説明
サポーターといえば、靴下の両端の切れたような円筒状の履く形のサポーターが一般的です。履く形のサポーターの代表はバンテリンのサポーターです。しかし、履く形のサポーターを着けて膝を曲げると布が膝に食い込むので歩く時も膝を曲げる度に違和感があります。一方、巻く形のサポーターでは膝の裏には空間があるので歩く時に膝を少し曲げた時に違和感や締付られる感覚はありません。巻く形のサポーターの代表はガードラーOAです。お試し下さい

肩関節脱臼に骨折を併発していることを気づかず整復すると骨折が広がる。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号土曜日午後診察戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック手術説明
タレントの坂上忍さんは駐車場で転倒し、左肩を脱臼、剥離骨折したと先月8月18日に告白しました。その後手術を受け、仕事復帰日が決まったそうです。上腕骨解剖頸骨折を伴う肩関節脱臼骨折はレントゲン検査のみでは診断困難な事が多く,骨折に気づかずに脱臼を整復すると骨折の骨のズレが拡大し、手術しななければならいないことがあります。そのような意味で坂上忍さんは初めから手術を選ばれて正解だったと僕は思います。樽美先生は肩関節脱臼に骨折を併発していることを気づかず整復すると骨折が広がった2例を報告しています。肩関節脱臼は必ずCT検査のできる病院で診断してもらってから整復してもらいましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

ジェネリックの塗り薬は先発品と主成分は同じでも分離してしまう可能性あり。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号土曜日午後診察戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
ジェネリックの塗り薬は先発品と主成分は同じでも分離してしまう可能性あり。厚生労働省は医療費削減のため値段の安いジェネリック医薬品を使うと薬局に収入が入るようにしていますが、本当にジェネリックと先発品は同じ効果があるのでしょうか?山本先生達は先発品アンテベートのジェネリック4製剤と先発品ヒルドイドのジェネリック6製剤について混合物の安定性を検証したところ、アンテベートのジェネリック4製剤中2製剤、ヒルドイド製剤6製剤中2製剤で37℃で保存後、数時間内に液状層の発生が認められました。つまり、ジェネリックの塗り薬は成分が分離してしまう可能性があることがわかりました。高橋先生の541名の医師を対象としたアンケート結果では先発品名で処方しジェネリック医薬品への変更不可としている割合は内服薬よりも外用薬で多い傾向がありました。 最近、テプレノン(セルベックスのジェネリック。特許切れた薬の後発品)は大手のジェネリック会社から突然出荷が一時停止され、病院も薬局も大混乱を来たしました。理由は長期安定性モニ タリングにおける溶出試験にて溶出が低下していることからですが、今までと同じ製造法で急に異常がでる可能性は低いです。僕は利益率が落ちたので切ったのではないかと疑っています。普通の製薬会社がそんなことをすれば医療情報担当者さんが各病院に必死に謝りに回りまわらなければなりませんが、大手ジェネリックメーカーは卸業者さんから紙一枚を渡すだけで文句を言わせません。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝