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- 変形性膝関節症筋肉トレーニング説明
- よく大腿四頭筋を鍛えなさいといいます。しかし、定番の椅子に座って膝を伸ばす訓練では4つある筋肉(直筋、内転筋、外転筋、縫工筋)のうち、直筋しか鍛えられません。その理由は大腿直筋は歩行の最中に踵が地面について膝に一番負担がかかる瞬間に収縮しお皿を上に引き上げてくれて、膝にかかる負担を減らしてくれるからです。 椅子からの連続立ち上がりは大腿直筋の強化とともに持久力を鍛える 折角、椅子に座って筋トレを行うならば、腕を前に組んで椅子から早く立ち上がり早く座る訓練は10秒間に8回を目標に行いましょう。この訓練では大腿直筋をはじめとする下肢の筋力のみならず、心臓に沢山の血液が戻るため、血管の若返りや持久力アップにも役立ちます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
なぜ変形性膝関節症の筋トレの定番は椅子に座り膝を伸ばすのか?
- 筋肉トレーニング説明骨粗鬆症
- 更年期障害といえば、閉経前後に女性ホルモンの分泌が減り、女性がなる病気というイメージがあります。しかし、男性でも男性ホルモン(テストステロン)が低下すると、肥満や筋力低下などの生活習慣病にはじまり、腎障害や冠動脈疾患といった臓器障害、認知症や寝たきりなどの機能障害にまで影響を及ぼします。男性更年期障害の診断法は17項目をない=1点、軽い=2点、中程度=3点、重い=4点、非常に重い=5点に分けて合計します。37点以上であれば、中等症ですので治療をした方が良いです 骨や筋肉の領域に起こってくる男性更年期の症状としては、骨粗鬆症と筋肉減少症があります。骨粗鬆症は女性ホルモンの分泌が減ってくる閉経前後の女性に多いのですが、男性ホルモン(テストステロン)も女性ホルモンであるエストラジオールに変換され、骨からカルシウムが溶け出すことを防ぎます。このため、テストストロンの分泌が減ってくると男性でも骨粗鬆症が起こってきます。また、男性ホルモンは食品から吸収されたタンパク質を原料に筋肉を造る働きがありますので男性更年期になるとサルコペニア(筋肉減少症)になってきます。逆に男性ホルモンの分泌を回復させてれば、骨粗鬆症も筋肉減少症も回復します。加藤先生達の研究では平均年齢77.8歳の加齢男性性腺機能低下症候群患者さんに1年間男性ホルモン補充療法をおこなった結果、80%の症例で握力と骨塩量が増加した。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
男性更年期障害では骨粗鬆症も起きる。
- 説明食事療法
- 松浦先生の解説によると、わが国の成人の平均食塩摂取量は男性1日に10.8gr日、女性は1日9.2grですが、適度な食事摂取量は男性は1日9.0gr未満、女性1日7.5gr/日未満です。つまり、日本は男女ともに塩分の量を10%へらさなければなりません。生命は海から誕生したのでの人間も体液の塩分の濃度を海水と同じ濃度に保たなければなりません。したがって塩分を沢山とるとそれを薄めるために水分を多くとり、体液量が増え、心臓に負担がかかり、血圧が上がります。食塩摂取量と血圧値には正相関があり、逆に塩分の量を減らすと確実に血圧は下がります。 熱々のとんかつにソースをつけて食べると美味しいですよね。でも今井先生によると「ウスターソースだと小さじ(5cc)二杯分が塩一gです。同様に中濃ソースは大さじ一杯(15cc)強で塩1g。ちなみにケチャップだと大さじ二杯分で食塩は1g。ウスターソースの塩分含有量はケチャップの三倍にもなってしいます。血圧のことを考えるとソースよりケチャップの方がよりです。気を付けて欲しいのは青じそなどの和風のノンオイルドレッシングです。ダイエットのためにはなるでしょうが、塩分が多いです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
高血圧の治療には調味料を考えよう。
- 腰痛若い人の整形外科説明
- プレゼンティズムとは疾病出勤のことで出社しているものの、何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状況です。白土先生達の1865人のサラリーマンを対象にした調査ではコロナ流行前に腰痛なく出社できていた人がコロナ流行後に腰痛をかかえながら出勤している、つまり腰痛によるプレゼンティズムが起こるオッズ比は4.26、つまりリスク比が4.26倍でした。その理由はリモートワークによって座る時間が長くなったことも関連しますが、精神的な問題、特にうつ状態が関連していると考えています久留米大学の内村先生によると「不眠はうつ病の九割に関連すると言われます。初期段階で不眠が起きることは非常に多く、要注意です。朝4時に目が覚めていた人が、理由もなく毎日午前2時、3時に起きるようになったらうつのサインだと思って欲しい」と述べています(「週刊文春」2023年6月15日号より) 睡眠時間の目標値を六十歳以上は6時間~8時間であり、6時間未満との睡眠は心身の健康を損なう可能性が高いそうです。金町駅前脳神経内科の内野先生によるとうつ病の前兆の例として几帳面だった母親がお皿を洗わなくなる、普段穏やかだった人が急に怒りっぽくなるなど、感情のコントロールができなくなることもサインとみていいでしょう。『いつもと違う』というのがポイントです。「うつの原因の一つはセロトニンの減少です。セロロ人を増やすためには日光を浴びて運動をすることです。それによって日々の暮らしへの意欲が高まり、集中力や認知機能も高まます。また、セロトニンは夜間に睡眠に関わるメラトニンに代謝されるため、睡眠状態も改善されます.解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
戸田クリニックでは腰痛ベルトの消費量が急増しています。
- 腰痛説明骨粗鬆症
- 2019年に改定された腰痛診療ガイドラインでは他の病気からきている可能性がある腰痛のレッドフラッグには、発症年齢が20歳未満、時間や活動性に関係のない腰痛、胸部痛、がん、ステロイド治療、エイズの既往、栄養不良、体重減少、広範囲に及ぶ神経症状、脊椎圧迫骨折などの構築性脊柱変形および発熱があります。 特に腰椎の圧迫骨折には注意しなければなりません。今村先生の解説では高齢者の脊柱管狭窄症では椎体骨折が隠れていることもある。初回の単純レントゲン写真では骨折が無くても,経時的に圧潰を認め,後に椎体骨折が判明することも多いです。だから「こんなに痛いのが続くのなら手術して欲しい」と思わずにせめて3ヶ月は様子を見た方が良いです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝