貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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中国鍼では火針鍼を変形性膝関節症の治療に使う。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号変形性膝関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
日本では鍼灸治療院でも変形性膝関節症の治療を行っています。山口先生の解説によると鍼灸は人間が持つ傷の修復作用を利用して、痛みにより固まった筋肉の緊張を緩和させます。人間が体に傷を負うと血液循環が促進されるのですが、鍼灸では鍼やお灸を使い、あえて微細な傷を作り出すことで、血液循環を促し筋肉の緊張を緩和させます。日本では変形性膝関節症に対して鍼とお灸を一緒に行うことが多いです。お灸を併用することによって局部の気血の流れを良くして、痛みや関節内に関節液が溜まる症状を改善していくからです。 中国では鍼で刺激して灸で温めるのではなく、鍼その物を焼いて温めて打つという火針鍼が変形性膝関節症の患者さんに行われています。Gao先生達によると焼き刺激が患部の血管を拡張し、浸透圧を改善し、体のストレス反応を刺激し、自己修復能力を促進するそうです。また、火針鍼には局所免疫反応を抑制し、関節の腫れや硬直を解消して痛みを和らげる働きがあります。方法は針本体の先端と中間部分がアルコールランプで赤く焼けたら、針を深さ約0.5 cmで3回ずつ素早く刺し、引き抜きます.解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

膝へのステロイド注射はよく効くが量は必要最低限に留めるよう我慢しよう。

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関節周りの押して痛む部分にストロイド注射を打てば、効く。菊池先生達は145人の変形性膝関節症の押して痛いという部分の皮下にステロイドであるトリアムシノロン(商品名:ケナコルト)の注射を行いました。その結果、注射直後の有効率は97%、2週後は91%、4週後でも64%であり、比較的長期の鎮痛効果が認められた。また、関節の中に打つ注射ではないので比較的副作用も少ないです 変形性膝関節症に対するステロイド注射薬であるトリアムシノロン(商品名ケナコルト)を 40 mg を 3 か月ごとに 2 年間投与すると偽の注射を打った場合と比較して症状は劇的に改善しましたが、軟骨の体積が減少しました。Utamawatin先生達の研究では84 名変形性膝関節症の患者さんを対象に10 mg または 40 mgのケナコルトをうち、3ヶ月後に評価しました。その結果、10mgグループと40mgグループの間で効果に差はありませんでした。軟骨が減少する副作用を考えれば、ケナコルトは1回に10mgにしておいた方が良いようです。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

モビライゼーションは変形性膝関節症関節にも効く。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号変形性膝関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
モビライゼーションとは理学療法士が膝に素早く小さな振幅を加える治療です。Nigam先生達は40人の変形性膝関節症患者さんを従来の運動療法だけを行うグループと関節モビライゼーションを追加するグループに分けて治療効果を比較しました。その結果、半年後にはモビライゼーションを追加したグループは追加しなかったグループよりも可動域を除くすべての評価項目で明白に優れていました。 膝蓋下脂肪体は膝蓋骨の裏面にあり、膝蓋腱に付着しています。そのため、膝蓋骨の上下に細かく動かすモビライゼーションをすることで膝蓋下脂肪体も一緒に動くのでそれによって膝蓋下脂肪体の柔軟になってきます。吉井先生達の研究では膝を伸ばした時に痛みのある3人の変形性膝関節症患者に対して膝蓋骨のモビライゼーションを行ったところ浅い部分の膝蓋下脂肪体が柔軟になり、痛みが少なくなりました。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

脚をブラブラ振ると膝の痛みが楽になる。

06-6387-4114リハビリテーション吹田市豊津町14番1号変形性膝関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
上海交通大学のLi先生達は中国の伝統的な体操である脚振り運動が変形性膝関節症に効果があるかどうかを調べました。脚振り運動は、手すりの片側または両側を使用して、バランスを維持しながら鉛直線から約60°まで1日1000回足を振ります。その結果、3ヶ月間の脚振り運動は変形性膝関節症の身体機能の改善と関節痛の軽減に効果的でした。 一方、山野先生によると椅子に腰掛けて足を地面から浮かせてブラブラとする振り子運動療法は滑液を潤滑させて関節軟骨へ栄養を与えて軟骨細胞の活性化、軟骨の温存を促すために変形性膝関節症に効果的であると述べています。つまり、先ほどの中国伝統の脚振り運動も含めてブラブラ振ると潤滑油が膝軟骨全体にいきわたり動きがスムーズになると考えられます 解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

膝の腫れには冷やすより圧迫する方が良い。

06-6387-4114リハビリテーション戸田クリニック説明
Sari先生達は超音波治療と経皮的神経電気刺激(SPSS)と運動療法によるリハビーテーションを行っている89人の変形性膝関節症の患者さんを均等に2つのグループに分け、1つのグループにはコールドパック療法を追加し、もう一つのグループには断続的な空気圧縮療法を追加しました。4週後の成績ではコールドパックに比べて空気圧縮を追加したグループの方が膝の腫れが著名に改善していました。腫れに対しては冷やすより断続的に圧迫した方が血行の改善があり、腫れが治まります。 一方、千田先生の解説によると変形性膝関節症の物理療法の中で, 経皮的電気刺激は鎮痛を目的としており、神経筋電気刺激は筋力増強を目的としています。ただし、外から電気を当てるだけで筋力が増強するわけではありません。自分でも筋肉を収縮させて、その助けとして電気刺激を利用することが大事です 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝