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- ロータリークラブ説明
- 9.11事件の報復として2011年アメリカ中央情報局はポリオワクチン接種チームを利用してビンラディン氏の隠れ家を突き止め暗殺しました。現在、アフガニスタンはイスラム過激派のタリバンが政権を握っています。アメリカに不信感があるアフガニスタンではポリオワクチンが浸透せず、未だにポリオ新規発生者がでています。 アフガニスタン国中で尊敬されていたのは医師の中村哲(てつ)さんです。彼は1980年代から医療支援をアフガニスタンで行っていましたが、2001年から灌漑事業を始めアフガニスタンの農地開拓を目指す活動を行うようになりました。中村先生によると欧米の支援は上から目線でアフガニスタンを見下したところがある。アフガニスタン人と対等に接し、ともに努力してこそ信用されると述べておられたそうです。2019年12月4日残念ながら、身代金目的の誘拐グループによって中村先生は殺害されてしまいました。 そして宗教や政治の介入しない日本人とのふれあいからこそアフガニスタンで子供全員がポリオワクチンを接種してくれるようになりポリオが撲滅できると僕は信じています。
日本が現地中心主義でアフガニスタン支援をしよう。
- 若い人の整形外科説明
- 久保先生によるとイスラム教はユダヤ教が基づく旧約聖書に大きな影響を受けています.その旧約聖書の中に「ヒヅメが分かれていて反芻(はんすう)する動物(牛や羊など)しか食べてはいけない」という教えがあります。豚は牛と違って反芻しないので、消化管内で雑菌が繁殖しやすく、カンピロバクター,リステリア,ほかの食中毒原因菌による汚染の可能性があるからイスラム教では豚を不浄な動物としているそうです。 ハラールとはアラビア語で「許されている」という意味。逆に許されていないものをハラームという。ハラームといいます。豚と犬は許されていないハラームです。元々火傷などに使われていたへパリン類似物質(商品名:ヒルロイドローション)は乾燥肌によく効いて、しかも健康保険の適応があるので、沢山処方して下さいという方が多かったです。へパリン類似物質は、ブタの気管軟骨を含む肺臓から抽出された薬です。イスラム教徒の人にはあげてはいけません。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
イスラム教の信者に気をつけてあげたいこと
- 若い人の整形外科説明
- 特に女性では年齢とともに筋肉の老化けで土踏まずが浅くなり、扁平足傾向になってきます。これを成人期扁平足といい、今までより歩くと疲れやすくなります。症状は内くるぶし後方の腫れや痛みですが、扁平足変形が進行すると、バランス能力の低下や歩行時痛をもたらします。思い当たる方は整形外科を受診して下さい 中年期以降の女性に起こり易い成人期扁平足の原因はふくらはぎの後ろを通って足の裏の内側に着く後脛骨筋が衰えてくるからです。山口先生達の解説では成人期扁平足の治療には後脛骨筋の筋トレや短下肢装具というふくらはぎから固定した足底板があります。後脛骨筋の筋トレでは壁にもたれかかり爪先立ちして小指側に体重を移動(足の裏を内側に開く)を3秒間10回ずつ朝夕行いましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
扁平足にはつま先立ちをしよう。
- スポーツ若い人の整形外科説明
- unstable painful shoulder 略してUPS日本語訳すと不安定で痛む肩はアスリート、特に野球やバレボールなどの肩を後ろに引きながら回す動作で激しい痛みがでます。星加先生の解説では関節造影を行うと関節の後ろの唇のような骨に腱が挟まりこんでいるのが特徴です。当院では、注射で挟まりこんだ腱を吹き飛ばしてやる治療を行っています 不安定で痛む肩の原因は全身の関節の袋が伸び縮みしやすい、いわゆる体が柔らかい人で起きやすいです。体が柔らかいことはアスリートにとって良いことですが、関節の隙間に腱が挟まりやすいという欠点もあります。一般の人なら注射でだましだまし使えば良いのですが、トップアスリートとしてパフォーマンスを続ける場合は関節鏡で関節の袋を縫縮することをお薦めします。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
体が柔らかいと不利なこともある
- 変形性膝関節症説明
- 高井先生達の調査では術前の仙骨傾斜角が35度未満の患者さんは35度以上の患者さんに比べて、人工膝関節術後の膝を伸ばすことのできる角度が少なく、成績が悪かったそうです。また、増田先生の調べでは人工膝関節術後の成績は術前HbA1cが6.2以上の人は6.2未満の人に比べて、体重が減らず、膝を曲げる角度が少なく、生活困難度が大きく、雑菌による感染症が多かったです。だから前屈みの姿勢で歩いている方や糖尿病の方には人工膝関節の手術はあまりお薦めできません 久保先生の調査では手術前に膝の曲がる角度が125度以下の人では術後成績が悪かったです。125と言えば、うつ伏せに寝転んで膝をぶらぶらさせることができる可動域です。また入院すると上げ膳据え膳ですし、手術後は膝が痛いので運動不足になりがちです。でも岸村先生達の調査では入院前より退院時に体重が増えていた人では人工膝関節置換術の治療成績が悪かったそうです。入院中は動かない分、普段より食べる量を減らしましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝