貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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更年期では睡眠時間より睡眠の質の低下が問題。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号土曜日午後診察戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック老化説明
55歳前後の女性で「体がほてって,夜眠れないので睡眠薬を下さい」という患者さんが時々います。立石先生の解説ではこれは更年期障害の一つの症状です。また、立石先生によると更年期になると睡眠時間は十分とれているのに体がだるいという患者さんでは更年期を境としていびきをかくようになり閉塞性睡眠時無呼吸症が発症し、睡眠の質を低下させるのが問題だと解説しています 中高年のイビキが仕方ない。睡眠時間は6時間が良い。閉経後はどんな女性もイビキをかきやすい。Midorikawa先生達の研究では、呼吸困難感は短時間睡眠を招く一つの原因でした。プロゲステロンという筋肉の緊張を高める働きをする女性ホルモンが減少していく。すると筋肉の緊張が緩んで気道が狭くなり、就寝中にイビキをかくようになる。これによって、自分自身の睡眠の質が大きく低下してしまいます。閉また経すると閉経する前後に女性ホルモンのエストロゲンが減少し、睡眠中にホットフラッシュ(火照りやのぼせる症状)を起こしてしまうので深い眠りを得られない人が多いです 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

失神の救命処置は寝転がらせて足を高く挙げること。

06-6387-4114吹田市豊津町14番1号土曜日午後診察変形性股関節症戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック説明
突然死で多いのはお風呂に入っている途中に失神して溺死することです。前田先生の調査では共同浴場で失神した場合の救命率は33%ですが、家庭風呂での救命率はわずか11%であり、その割合は1/3でした。鵜山先生の解説によると失心の原因は一時的な脳への血流障害です。失神を予防するためには長時間立つことを避け、2時間以上立ったら腰掛けるようにしましょう。 もし失神している人に遭遇したら、脳への血流を多くするために寝転がって足を高く挙げるようにしてあげましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

寝違いに効く回首散というまさに文字通りの漢方薬がある。

吹田市豊津町14番1号土曜日午後診察戸田クリニック戸田整形外科リウマチ科クリニック装具説明
寝違いで整形外科の診療所を受診される方は結構多いです。寝違えの主な原因は、睡眠中の不自然な姿勢による首の筋肉への負担です。織部先生の報告では寝違いに対して回首散が有効であった症例が報告されています。回首散とは回る首の散ると書きます。まさに読んで字の如く寝違いの薬として昔から使用されてきた漢方薬で、ウ薬(ウヤク)、麻黄(マオウ)、川芎(センキュウ)、白芷(ビャクシ)、木瓜(モッカ)などの生薬が含まれます。 日本整形外科学会のホームページによると寝違えとは眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、首を動かすと痛みが出る時もあるため、治療法としては痛い方向には首を動かさないことです。 首を動かさないためにはネックカラーが良いのですが、従来の柔軟なネックカラーは目立つし、蒸れるので「寝違えぐらい直ぐに治るわ」と考え、ネックカラーを着けずに悪化する患者さんが多いです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

不勉強な歯科医は骨粗鬆症の治療を受けている人は治療できないと言い張る。

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骨粗鬆症の患者さんに治療を薦めると「歯医者さんから骨粗鬆症の治療は歯の治療が終わってからにして下さいと言われました」と言う方がいます。確かにビスホスホネート系薬剤は、古い骨を取り除く働きをしている破骨細胞の働きを低下させることで骨稜が減少するのを防いでいます。 歯を抜いたりする時に顎の骨にわずかな雑菌が繁殖すると、感染を起こした骨を破骨細胞が排除してくれずに骨が崩れてくる顎骨壊死が起きることがまれにあります。でも、破骨細胞が排除の作用は弱く、骨芽細胞による骨形成が強いオスタバロなどの副甲状腺ホルモン関連蛋白なら顎骨壊死が起きることは考えにくいです。それを知らない歯科医が多いのは患者さんにとって迷惑ですね.解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

睡眠薬は年齢によって使い分けた方が良い。

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現在日本ではうつ病は生涯に約15人に1人が発症する一般的な病気です。うつ病では、不眠の症状が併存しやすく、うつ病患者の8割以上が不眠の症状を経験しています。このためベンゾジアゼピン系睡眠薬(商品名デパスなど)が処方されます。しかし、加藤先生達が指摘しているようにベンゾジアゼピン系睡眠薬(商品名デパスなど)はふらつきによる転倒のリスクが高く,特に高齢者では転倒骨折の原因となります。その点レンボレキサント(商品名デエビゴ)では睡眠薬による転倒が少なく、うつ病や高齢者にはお薦めの睡眠薬です しかし、逆に深い睡眠を得ることが困難であり、浅い睡眠(レム睡眠)の割合が多くなり、夢を見やすくなります。嫌なできごとを体験して眠れない患者さんが服用すると悪夢を見やすくなります。僕はストレスが多いせいかデエビゴを飲むとすぐに悪夢を見るので、飲まないようにしています。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝